EVカーシェアリング体験で充電を試す参加者=横浜市神奈川区、金子淳撮影 車を持たずに、みんなで使い合う「カーシェアリング」。電気自動車(EV)との相性もよいとされ、セットで普及を目指す動きが出てきた。欧州のように、公共交通機関を補うような存在になるだろうか。 日産自動車のEV「リーフ」が急速充電器の横にとまる。運転者が充電しようとすると、係員が「カーシェアリングの予約段階で、電池の残量や走れる距離が分かれば便利ですよね」と話しかける。 カーシェアとEV。二つを組み合わせる実証試験を、総務省の委託を受けたゲーム会社バンダイナムコゲームズが、21日まで横浜市のみなとみらいで開いている。 総務省の構想はこうだ。 EVがどれだけ充電されているかをカーシェア会社が通信網を通じて把握する。利用者はカーシェアを予約すると充電情報がわかり、どれだけ走れるか知ることができる。 バンダイナムコ