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高橋和巳と*_R:倫理に関するo_keke_nigelのブックマーク (1)

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    E会員 あきとし じゅん あきとし じゅん 評論家 大学教授 1940年9月 京都生まれ。掲載作は『関西文学』(関西書院)昭和五十八年十一月号、初出。同年の第十八回関西文学賞(評論部門)受賞。 高橋和巳における狼疾 かなり以前から高橋和巳の文学の特質において、心のなかに蟠(わだかま)っていることがある。いったいかれは、だれの影響をもっとも受けていたのであろうか。いうまでもなく、これまでの高橋和巳論は、その多くが性急に埴谷雄高を結論的に導きだしているが、かれの憂なる作品を前にしたとき、はたしてそう結論づけていいものかどうか、はなはだ疑問である。 高橋和巳自身、比較的早く「近代文学」の読者として、第一次戦後派作家に親近感を覚えたといっていることからわかるように、かれの文学的出発にあたっては、たしかに埴谷雄高の存在は無視できなかったであろう。しかし、かれの文学の質は、かならずしも当初から埴谷

    o_keke_nigel
    o_keke_nigel 2009/02/05
    「『悲の器』なくしてかれを語ることはできない。ここには、かれの自負と矜持が、近代の憂愁に揺れる自己否定の世界と深くむすびついて、<知の哀しみ>が刻印されている。」
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