ムクゲ(木槿[2]、学名: Hibiscus syriacus)は、アオイ科フヨウ属の落葉樹。別名ハチスは本種の古名である[2][1]。庭木として広く植栽されるほか、夏の茶花としても欠かせない花である。中国名は、木槿(朝開暮落花)[1]。 和名は、「むくげ」。「槿」一字でも「むくげ」と読むが、中国語の木槿(ムーチン)と書いて「むくげ」と読むことが多い。また、『類聚名義抄』には「木波知須(きはちす)」と記載されており、木波知須や、単に波知須(はちす)とも呼ばれる。『万葉集』では、秋の七草のひとつとして登場する朝貌(あさがお)がムクゲのことを指しているという説もある[3]が、定かではない。白の一重花に中心が赤い底紅種は、千宗旦が好んだことから、「宗丹木槿(そうたんむくげ)」とも呼ばれる。 中国語では「木槿」(ムーチン、もくきん[4])、韓国語では「무궁화」(無窮花; ムグンファ)、木槿;モック