教科書の名作中の名作といえば 「ゼッケン67」をはずすわけにはいかないでしょう。 光村図書,小学4年生の国語です。 東京オリンピック、陸上男子10000m競技をめぐる物語でした。 お話じたいはたわいない、 セイロン(今のスリランカ)のカルナナンダ選手が、3周遅れで完走する、それだけの内容です。 しかしまぁ、感動的な筆致で書かれていましたねぇ。 読んでいるうちに涙が出たものです。 以下完全に記憶だけですから、原文とは違うと思います。 最後の選手がゴールにはいり、まばらな拍手がおきた。 10000m競技は終わったとだれもが思った。 ところが、選手は止まらずに走り続けるではないか、なーんだ一周おくれていたのか、馬鹿にしたような声が上がった。 ・・・・・・・・あれっなんかプロジェクトXみたいな文体なってきたな。 とにかくこのあと彼がひたむきに走るにつれて、客席から歓声が上がりはじめるのです。 3周
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