タグ

ブックマーク / criticalcycling.com (7)

  • バイシクル・アーバニズム + How is Life?

    「バイシクル・アーバニズム」は千葉学(建築家/東京大学教授)によるプロジェクト。東京という都市を作り替えるにあたり、大規模な都市計画によらず小さなモビリティから再定義しようとする。その前提として20世紀の大量高速移動から21世紀は自動運転やマイクロモビリティへと置き換えが進むことを挙げている。 今回は東京のTOTOギャラリー間で開催された企画展「How is Life?ー地球と生きるためのデザイン」で、千葉はキュレーションを行い、様々なサステナブルな取り組みを紹介する企画の一環として展示された。 このプロジェクトは建築+都市計画の雑誌『a+u』(2021年1月号)で、世界の各都市の自転車インフラの実情と共に詳細に展開されている。展示は記事との重複も多く、会場独自のものとしては、パネル展示のほか詳細に作り込まれた南青山の交差点の大型模型、それから駐輪のためのプロダクトの活用例として抽象性を持

    バイシクル・アーバニズム + How is Life?
    o_mega
    o_mega 2023/12/04
    “「走行は非常に危険で、ヒエラルキーが低く、命を削る思いで走った」と憤った。”
  • 幽霊の自転車、天国への自転車

    数年前のロサンゼルスで、路上の白い自転車が目にとまった。自転車は明らかに破損していて、サドルやタイヤまで白く塗られているが、少なからず土埃で汚れている。放置自転車にしては撤去されていないのも不思議だ。最近になって、これがゴースト・バイク(Ghost Bike)と呼ばれる一種の追悼だと知る。路上で死亡や重大な事故にあった自転車を白く塗り、小さな標識を添えて現場に繋ぎ留めていたのだ。 Ghost Bike Manchester by Matt このゴースト・バイクは交通事故に遭った自転車乗りを追悼するとともに、自転車の交通安全を静かに訴えている。Wikimedia CommonsやFlickrでは世界各地で撮影された写真を見ることができる。自転車が白く塗られているだけでなく、花や被害者の写真が添えられていることもある。また、不完全だそうだが、世界各地のゴースト・バイクの一覧やマップもある。ただ

    幽霊の自転車、天国への自転車
    o_mega
    o_mega 2022/03/30
  • 自転車による通勤手当と出張旅費

    新型コロナウイルスの感染を避けるために移動手段が変化している。電車やバスなどの過密な公共交通機関の利用が減り、代わって増えたのは自家用車、自転車、徒歩といった単独移動。ただし、自動車は交通渋滞になり、徒歩での長距離移動は難しい。そこで自転車だ。感染リスクが少ないだけでなく、市街地では自動車や電車よりも手軽に素早く移動できる。しかも心身の健康に良く、楽しい。 ここで気になるのは、業務での自転車による移動。例えば、自家用車や公共交通機関ではなく自転車を利用すると、その通勤手当は支払われるのだろうか。これは雇用主によって異なるだろうが、筆者の勤務先である情報科学芸術大学院大学を所管する岐阜県では自家用車でも自転車でも、自宅から勤務先までの距離に応じた通勤手当が支払われている。つまり、自家用車と自転車の違いはない。 岐阜県法規集によると「岐阜県職員の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例」の第

    自転車による通勤手当と出張旅費
    o_mega
    o_mega 2021/09/08
    “ガソリン代など動力費、車両の購入維持費、そして運転に要する人件費が含まれるようだ。” “ところが、以前に自転車で出張したところ、旅費が支給されなかった”
  • 拡張自転車綺譚〜逆さまハンドル二輪自転車篇

    ハンドルを切る方向と実際曲がる方向が逆になる「逆さまハンドル」の自転車を制作した。改造し易いカーゴ・トライクでは既に実現しているが、一般的な二輪自転車では困難であった。これはヘッド・セット周りに空間的な余裕がなく、素人工作の範疇を超えていたからだ。そこで、何度か工房にお邪魔したこともあるShin・服部製作所の服部晋也さんに相談し、制作を依頼して完成に至った。 逆さまハンドルは、ハンドル・ステムと前輪フォークの回転方向を何らかの方法で逆転することになる。この機構は、2つのギアで実現した例がいくつかある。これは単純で合理的、安定性も高いようだ。ただし、2つのギアはいかにもキメラ感が強いし、歯車に手を挟む恐れもある。何度か調査や意見交換をしつつも、発表期日が迫っていたために、今回は確実に実現できる2ギア方式を採用した。 さて、完成した自転車は期待を遥かに超える出来栄えだった。まず。クラシカルで鈍

    拡張自転車綺譚〜逆さまハンドル二輪自転車篇
    o_mega
    o_mega 2020/12/14
  • H. G. ウェルズの自転車と未来洞察

    自転車に乗った大人を見るにつけ、人類の未来に絶望しないで済む。ユートピアは自転車道路で溢れるだろう。―H・G・ウェルズ Every time I see an adult on a bicycle, I no longer despair for the future of the human race. Cycle tracks will abound in Utopia. -H. G. Wells 先駆的なSF小説で有名なH. G. ウェルズは、こんな言葉を残している(ウェルズの言葉ではないとする説もある)。彼の小説「タイム・マシン」(1895)では、遠い未来の人類は退化した疑似ユートピアと野蛮なデストピアに分断され、さらなる未来では人類の片鱗もなく、巨大な蟹のような生物がうごめくばかり。悲嘆の未来を描くウェルズは、しかし、自転車には期待していたのだろうか。 実際、ウェルズは相当な自転

    H. G. ウェルズの自転車と未来洞察
    o_mega
    o_mega 2020/10/13
  • 和歌山の国道トンネルで自転車事故

    2019年末に和歌山県内の国道42号線をロード・バイクで走行していたところ、由良トンネルの出口近くで後ろから来た軽トラックに追突され、転倒して負傷した。すぐさま救急車が駆けつけ、近くの病院に搬送されて入院。筆者はこの間の記憶がないものの、自転車の前部に取り付けたGoPro HERO8でタイムラプス撮影した映像が残っている。これは10倍速、つまり0.33秒ごとの撮影であった。 事故に遭うトンネルは2’00”頃から。映像は上下反転しており、追突後は映像全体にボカシを入れている。 トンネル前では一旦立ち止まって前後ライトの点灯を確認し、後続車の通過を待っている。トンネルの幅員は12mで一般車が余裕を持って走行できるが、歩道等はない。自転車は路側帯の白線の内側か線上を走っている。暗所に弱いGoProでも綺麗に映っているので、トンネル内は比較的明るい。そして何の前触れもなく突如として地面が映し出され

    和歌山の国道トンネルで自転車事故
    o_mega
    o_mega 2020/01/08
  • 真鍋博の自転車賛歌

    星新一の小説の挿画や装丁で有名なイラストレーター真鍋博は、1973年に「自転車賛歌」なる書籍を刊行している。重化学工業を中心とした高度経済成長が限界を迎え、人口集中や公害による環境破壊が深刻化した時代にあって、彼のイラストレーションは常にシンプルで軽やかであり、明るくポップな世界を描いていた。書でも同じスタイルで、自転車と社会の来るべき姿が提案される。 書の中心は100ページ近くに渡って描かれる独創的な自転車たちだ。1ページまたは見開き2ページに1台の自転車が描かれ、名称と説明が添えられる。いずれも汎用的ではなく、乗り手と目的が明快だ。例えば最初のピクニック・サイクルは郊外に出掛ける三人乗り三輪車で、最後のお祭り自動車は高さ20mほどの山鉾を一人で操る巨大な四輪車といった具合。以下、名称と何ページかを並べてみよう。 ピクニック・サイクル、リフト自転車、体操自転車、変身自転車、尺取り自転

    真鍋博の自転車賛歌
    o_mega
    o_mega 2019/11/21
  • 1