「バイシクル・アーバニズム」は千葉学(建築家/東京大学教授)によるプロジェクト。東京という都市を作り替えるにあたり、大規模な都市計画によらず小さなモビリティから再定義しようとする。その前提として20世紀の大量高速移動から21世紀は自動運転やマイクロモビリティへと置き換えが進むことを挙げている。 今回は東京のTOTOギャラリー間で開催された企画展「How is Life?ー地球と生きるためのデザイン」で、千葉はキュレーションを行い、様々なサステナブルな取り組みを紹介する企画の一環として展示された。 このプロジェクトは建築+都市計画の雑誌『a+u』(2021年1月号)で、世界の各都市の自転車インフラの実情と共に詳細に展開されている。展示は記事との重複も多く、会場独自のものとしては、パネル展示のほか詳細に作り込まれた南青山の交差点の大型模型、それから駐輪のためのプロダクトの活用例として抽象性を持