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徳倫理学に関するo_secchanのブックマーク (8)

  • 状況主義的批判と徳倫理学からの再反論(van Zyl 2018, ch.9) - ボール置き埸

    状況主義 状況主義への反論 状況主義からの別の反論 経験的根拠に基づく徳倫理 van Zyl, L. (2018). Virtue ethics: A contemporary introduction. Routledge. Virtue Ethics (Routledge Contemporary Introductions to Philosophy) 作者:van Zyl, LiezlRoutledgeAmazon 第9章、状況主義的批判のざっとした要約です。*1 状況主義 徳は、さまざまな文脈で時間的に信頼可能で安定してその行動を予測できるようなことが期待される だが状況主義によればそんな特性は存在しない 実験の例 ミルグラムの電気刺激の実験、善きサマリア人の研究、援助行動(10円玉が落ちてて拾ったかどうかで援助行動が高まった、という気分研究)、正直な行動をすることと窃盗などをす

    状況主義的批判と徳倫理学からの再反論(van Zyl 2018, ch.9) - ボール置き埸
  • 徳認識論/知的徳

    徳認識論(virtue epistemology)とは、近年盛んに研究が進んでいる認識論の一分野である。徳認識論を特徴づけているのは、認識論的な研究の焦点を主体(agent)のもつ性質である知的徳(intellectual virtue)ないし認識的徳(epistemic virtue)に当てるという点だ。徳認識論においても従来の認識論と同じく主体の信念(belief)は依然として重要な位置にあるものの、そこでの信念が認識的に重要な身分をもつ――たとえばその信念が単なる信念ではなく「知識(knowledge)」と尊称されるに値する――ときに焦点が当てられるのが、信念形成(belief-forming)の主体が知的に有徳である(intellectually virtuous)という点なのだ。知的徳の代表的な例として直観的に理解しやすいのは、開かれた心をもっていること(open-mindedn

    徳認識論/知的徳
    o_secchan
    o_secchan 2022/11/27
    “執筆者:植原亮”
  • 環境徳倫理学 ロナルド・L・サンドラー著 熊坂 元大訳

    環境問題への効果的な取り組みには、主体による実践と主体自身の内面の検討が求められる。そこで問題となる道徳的行為主体としての私たちが持つ自然観や性格といった内面性を問うのが環境徳倫理学である。代表的な論者の一人、サンドラーによる概説書として分野のスタンダードとなっているテキストを邦訳。初学者必携書。 【原著】Ronald L.Sandler, Character and Environment: A Virtue-Oriented Approach to Environmental Ethics(Columbia University Press, 2007) ◎けいそうビブリオフィルで一部内容を公開中です 「はじめに──徳位の代替案?」 序 文 謝 辞 はじめに──徳位の代替案? 性格と環境倫理学 書の概要 第1章 何が性格特性を徳たらしめるのか 環境徳を見定める 自然主義的想定 自

    環境徳倫理学 ロナルド・L・サンドラー著 熊坂 元大訳
  • 有徳に生きることと、幸福に生きることの関係 - 道徳的動物日記

    徳は知なり: 幸福に生きるための倫理学 作者:ジュリア・アナス 発売日: 2019/03/25 メディア: 単行 ジュリア・アナスの『徳は知なり:幸福に生きるための倫理学』については過去にも紹介記事を書いているが、今回は、徳と幸福について論じられている八章と九章の議論を集中的に紹介しよう。 このの八章では、古代ギリシャにおける「幸福(エウダイモニア)」の概念について説明が行われている。 アナスによると、エウダイモニックな幸福に関する思考とは、人生についての「日常的な視点」と「組織的な視点」を包括することから始まる。 普段のわたしたちは、自分がする行為の意味を「朝に起きるのは、仕事に行くためだ」といったように、直線的な時系列で単純に考える。しかし、「そもそも、なぜわたしは仕事をしているのだろう?」と深く考えるときもある。その問いは、「仕事をしている理由はよいキャリアを得たいからだ、よいキ

    有徳に生きることと、幸福に生きることの関係 - 道徳的動物日記
  • 楽しく学ぶ倫理学 第15回 徳倫理学という問題設定

    これまで見てきたように、規範倫理学の代表的な立場としては功利主義と義務論があり、それぞれ理論的な魅力と問題点を抱えているのを見たわけだが、近年この二つに加えるにいわば第三の立場として、徳倫理学が台頭してきている。しかしこの徳倫理学には功利主義と義務論とは別次元の問題がある。 個人倫理の大前提としての徳 功利主義と義務論は、規範を設定するに当たっての一般的な行動原則を設定する。何か具体的になすべきことがある場合、功利主義に従うならば結果的な効用の増大を目的にして規範を具体化するということになる。対して義務論ならば予めある一般原則を具体例に極力適用するという形になる。その際、功利主義と異なり結果的な目的は考慮に入れず、原則にのみ基づいて行為することを指示する。いずれにせよ、人間のなすべき行為一般の基的な指標となる。そのため功利主義と義務論は、現在でも規範倫理学の基的な立場と目されている。

    楽しく学ぶ倫理学 第15回 徳倫理学という問題設定
  • 読書メモ:『徳は知なり』(by ジュリア・アナス) - 道徳的動物日記

    徳は知なり: 幸福に生きるための倫理学 作者: ジュリア・アナス,相澤康隆 出版社/メーカー: 春秋社 発売日: 2019/03/25 メディア: 単行 この商品を含むブログを見る の要約などではなく、気に入ったところを抜き出すだけのほんとうに単なるメモ。 『徳は知なり』は、「徳とは何か」「有徳に生きることとは」「徳と幸福との関係とは」と行ったトピックについて、著者のジュリア・アナス自身の考えを体系化して整理して解説する。徳倫理の解説ということで「アリストテレスはこう考えた」「ヒュームはこう言った」という思想史の解説に終始しているのかなとも思ったが、思想家の名前はあまり出てこなくあくまで「徳とは何か」ということを正面から分かりやすく論じるだったので、良い意味で予想を裏切られた。 著者の主張を一行でまとめると「徳とはピアノやテニス、陶芸や翻訳のような"技能"に類推できるものであり、

    読書メモ:『徳は知なり』(by ジュリア・アナス) - 道徳的動物日記
  • 徳倫理の現在 -その位置づけと現状- | CiNii Research

  • Shunsuke SUGIMOTO - 徳倫理学

    次のケースを考えてみましょう1。 あなたは病院で長い療養生活を送っているとしよう。あなたはとても退屈していて、手持ち無沙汰で、何もすることがないときに、スミスが二度目のお見舞いに来てくれる。あなたはスミスはいいやつですばらしいやつであり、親友であるとかつてないほど強く信じる。スミスはあなたを励ますことに多大な時間を費やし、隣町からはるばる来てくれているのだから。あなたが溢れんばかりにスミスの行いに感謝すると、スミスは水を差すように、義務だと思っていることや最善の帰結だと思うことをいつもしているだけだ、と言う。はじめのうちあなたは、スミスは……謙遜しているだけだと思っている。しかし、話せば話すほど、スミスは気でそう思っていることが明らかになる。スミスがあなたのお見舞いに来たのははっきり言ってあなたのためではない。 このケースで、あなたのお見舞いに来たスミスは正しい行いをしていると言えるかも

    Shunsuke SUGIMOTO - 徳倫理学
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