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長期主義に関するo_secchanのブックマーク (4)

  • ニック・ボストロムの「昔のメール」事件 - わが忘れなば

    今年一月の半ば、オックスフォード大学の哲学者ニック・ボストロムが、過去に書いた差別的なメールについて突然謝罪を発表するという騒動があった。ボストロムは、人間原理や人類の存亡リスクなどに関する研究で有名な人物で、このブログでも何度か取り上げたことがあったので、この騒動には注目していた。騒動から一ヶ月程度経った時点で、とりあえず報道や記事も一通り出て、その後もすぐには大きな動きも出そうもないので、今更ながら目に止まったことをメモとしてまとめてみたい。 ボストロムは、著書の一つ『スーパーインテリジェンス』は日語にも翻訳されている。また、日語の著作では三浦俊彦『多宇宙と輪廻転生』や稲葉振一郎『宇宙倫理学入門』ではボストロムの言説が紙幅をさいて論じられていた。 今回のボストロムの差別メール謝罪騒動に関しては、以下の記事が経緯からボストロムが代表的な論客の一人と目されている「効果的利他主義 Eff

    ニック・ボストロムの「昔のメール」事件 - わが忘れなば
  • 新しい終末論(ないしそれに代わる歴史目的論)としての長期主義 - shinichiroinaba's blog

    マッカスキルを読んで面白いと思ったのは、長期主義は新しいタイプの終末論というか、歴史目的論だなというところ。コジェーヴを引き継いだフランシス・フクヤマの「歴史の終わり」論なんかもあるし、そうするとそれらを踏まえた東浩紀の動物化論も終末論と言えるのかもしれないが、分析的伝統に立った哲学的倫理学においてこういう形で歴史哲学の復権が起こるとすると面白い。 もちろん終末論といってよいかどうかはわからないが人類絶滅の可能性、存亡リスクについてはかねてからボストロムが論じてきたところではあり、その背景には当然終末論法、そして人間原理の宇宙論がある。ただボストロム自身は存亡リスクを深刻に受け止めている一方で終末論法自体は受容していなかったのではないか。 人間原理は(語弊のある言い方をすれば)この現時点における人類文明を(人によってはその一員である論者自身の実存を)開闢いらいの全宇宙史の帰結として位置づけ

    新しい終末論(ないしそれに代わる歴史目的論)としての長期主義 - shinichiroinaba's blog
  • 功利主義と長期主義 - tkira26's diary

    今年の国際功利主義学会で、長期主義(long-termism)と気候正義関係の発表が多くあったようなので、発表者とかをメモしておきます。ポスドクレベルの若い人が多いみたい。ツイッターでの高橋礼さんの情報によります。 Session 1b. Longtermism/1 Chair: Luca Stroppa, Università di Torino/St. Andrews University Keven Bisson, McGill, Strong Longtermism and Theoretical Dependence: Fanaticism Albert Didriksen, Central European University, Short-termism as a case of wrongful discrimination Alessandro Samsa, Unive

    功利主義と長期主義 - tkira26's diary
  • テクノ楽観主義者からラッダイトまで

    テクノ楽観主義者からラッダイトまで 2023.10.11 Updated by yomoyomo on October 11, 2023, 12:39 pm JST 前回の「先鋭化する大富豪の白人男性たち、警告する女性たち」を書いた後に、「中央公論」2023年10月号に掲載された八田真行氏の「イーロン・マスクは一人ではない」(前半部がウェブ公開されています)を読み、イーロン・マスク、ピーター・ティール、マーク・アンドリーセンといった「シリコンバレーのテクノクラートたち」の思想を表現する「TESCREAL」という造語が紹介されているのが注意を引きました。 「TESCREAL」とは、トランスヒューマニズム(Transhumanism)、エクストリピアニズム(Extropianism)、シンギュラリタリアニズム(Singularitarianism)、宇宙主義(Cosmicism)、合理主義(R

    テクノ楽観主義者からラッダイトまで
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