アイドルと言えば“若い”というのが暗黙の了解である。特に女性アイドルにおいてはフレッシュさは大きな武器のひとつだし、年輪を重ねるにつれグループを卒業し、アーティストや女優を目指すのも一般的だ。そんな中、1996年のメジャーデビュー以来、一度も卒業することなくアイドルを続けているのが森下純菜だ。アイドルにこだわり、アイドルであり続ける理由について聞いた。 順風満帆ではない道のりも、「アイドルである自分が大好きだった」という強烈な“自己肯定” 森下純菜がアイドル活動を始めたのは、1994年。まだ10代の頃だった。姉と一緒に応援していたアイドルグループ・CoCoや、水野あおいが、フリフリで可愛い衣装を身にまとってスポットライトを浴びる姿を見て、いつしか自分も憧れるようになったという。「高校生の時に、思い切って憧れの水野さんが所属している事務所に履歴書を送りました」(森下純菜) 面接から2週間後に