[Tyler Cowen, “New developments in the economics of fertility,” Marginal Revolution, April 23, 2022] (Photo by Jonathan Borba on Unsplash) 出生率の経済学は新時代に突入した.いま挙げたような型にはまった事実は,もはや時と場所を選ばず成り立ってはいない.高所得の国々では,所得が上がっても出生率が下がったりはしなくなっている.ときに,所得が上がると出生率は上がっている場合もある.また,さまざまな国々をまたいで女性の労働参加と出生率の関係を見ると,相関はプラスになっている〔働く女性が増えると出生率が上がっている〕.本稿では,こうした新しい事実をまとめ,これに対応すべく設計された各種の新モデルについて述べる. 上記は,Matthias Doepke, Anne
![タイラー・コーエン「出生率の経済学の新展開」(2022年4月23日)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8ce99dca85860bbb44a822dd0d8340b5044a45ef/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fecon101.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2022%2F04%2Fjonathan-borba-CgWTqYxHEkg-unsplash.jpg)