独占インタビュー「ラノベの素」。今回は2023年6月23日にMF文庫Jより『シャーロック+アカデミー』が発売された紙城境介先生です。ラノベの素には2019年末以来となる約3年半ぶりの登場となりました。当時から現在までの振り返りをはじめ、ご自身の考える「理想のミステリー・ライトノベルの答え」と標榜する新シリーズ『シャーロック+アカデミー』の誕生秘話に迫ります。執筆の根底にもかかわるミステリーとライトノベルの相性や探偵という存在について、ライトノベル×ミステリーのスタンダードを目指したいという作品の魅力についてなど、様々にお話をお聞きしました。 【あらすじ】 増加する凶悪犯罪に対抗し、探偵という職業の必要性が飛躍的に高まった現代。日本で唯一「国家探偵資格」を取得できる超難関校・真理峰探偵学園に今年、とある少年と少女が入学する。一人はかつて〈犯罪王〉と称された男の孫・不実崎未咲。もう一人は〈探偵