芥川龍之介は1892年生まれで、1927年に亡くなった。 芥川龍之介の小説は教科書に確か載っていてそれも読んだし、教科書に載っていないのもいくつか読んだことがあるし、国語便覧には顔写真とともに詳しいことも書いてあった。芥川賞といえば、小説の賞の中では一番有名なのではないかと思う。 なので、芥川龍之介はずっと、わたしは子どものころから存在が遠いというか、歴史の中の人という感じがしていた。 ある日ふと、芥川龍之介のことを考えて、もし、芥川龍之介が100才まで生きていたら、100才の芥川龍之介は、1992年にも生きていた、ということになるんだな、と思い、それで、1992年というのは、わたしが10才だった年だから、もし、芥川龍之介が100才まで生きていたとしたら、10才のわたしは、芥川龍之介が生きている世界にいることができたのだ、と思った。 人間が100才まで生きられるというのはあり得る話だから、
![2024.1.17 100才の芥川龍之介|長澤沙也加🦩](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d7dfd9b420c0242ca1d2f7d6a73ca11d22eb0da7/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F127787964%2Frectangle_large_type_2_74dfdcbdde2f2ea8ae7af671c7c4eb8a.png%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)