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科学ってなんだろーに関するoanusのブックマーク (641)

  • 寺田寅彦 量的と質的と統計的と

    古代ギリシアの哲学者の自然観照ならびに考察の方法とその結果には往々現代の物理学者、化学者のそれと、少なくも範疇的(はんちゅうてき)には同様なものがあった。特にルクレチウスによって後世に伝えられたエピキュリアン派の所説中には、そういうものが数え切れないほどにあるようである。おそらくこれらの所説も、全部がロイキッポスやデモクリトスなどが創成したものではなくて、もっともっと古い昔からおぼろげな形で伝わり進化したものに根を引いているのであろうと想像される。しかしこれら哲学者の植え付けた種子が長い中世の冬眠期の後に、急に復興して現代科学の若葉を出し始めたのは、もちろん一般的時代精神の発現の一つの相には相違ない。しかし復興期の学者と古代ギリシアの学者との質的な相違は、後者特にアテンの学派が「実験」を賤(いや)しい業(わざ)として手を触れなかったのに反して、前者がそういう偏見を脱却して、ほんとうの意味

  • 寺田寅彦 物質群として見た動物群

    せんだって、駿河湾(するがわん)北端に近い漁場における鰺(あじ)の漁獲高と伊豆(いず)付近の地震の頻度(ひんど)との間にある関係があるらしいということについて簡単な調査の結果を発表したことがあった。このように純粋に物質的な現象、すなわち地震のような現象と、生物的、かつ人為的要素の錯雑した漁獲といったようなものとの間の相関を取り扱うことが科学的に許容されるかどうかという問題については、往々物理学者の側でもまた生理学者の側でも疑問をさしはさむ人が存するようである。近ごろまた自分の知人の物理学者が魚群の運動に関する研究に物理学的の解析方法を応用しておもしろい研究をしているのであるが、これに対しても、生理学者の側では「生物の事が物理学でわかるはずがない」という簡単な理由から、その研究の結果に正当な注意の目を向けることなしに看過する傾向があるかと思われる。 人間のごとき最高等な動物でも、それが多数の

  • 一定期間に詰め込める知識の量が同じと考えれば妥当な帰結 - 発声練習

    JCAST:衝撃 大学生のあきれた知能程度 4人に1人「太陽は東に沈む」! 大学生の学力低下が指摘されるなか、大学生・短大生の4人の1人が、日没の方向を「東」と答えていたことが明らかになった。また、地球の周りを回る天体として太陽を挙げた人も2割近くいた。この数値は小学生を対象に行った調査結果と大きくは変わらず、中高の理科教育の意義が問われることにもなりかねない。 実態が明らかになったのは、東海大学産業工学部(熊市)の藤下光身(ふじした・みつみ)教授らが2011年4月から5月にかけて行った「短期大学生・大学生に対する天文基礎知識調査」。調査内容は、11年9月に鹿児島大学で開かれた日天文学会の「秋季年会」でも発表された。 定期的にこういう話がでるけど、一定期間に詰め込める知識の量が同じと仮定すればほぼ妥当な帰結だと思う。この事実が表すのは藤下教授の分析のとおり日没の方向は重要度が低い情報で

    一定期間に詰め込める知識の量が同じと考えれば妥当な帰結 - 発声練習
  • 気象庁 | 気象庁長官会見

    日の会見は、津波警報の改善と長周期地震動への対応を中心に、東日大震災や台風第12号による被災地への注意を併せてお話ししたいと思います。 はじめに、東日大震災や台風第12号の被災地では、未だ仮設住宅や避難所等での厳しい生活が続いており、ここに改めて心よりお見舞い申し上げます。寒さや雪等の対策が必要な季節となってきておりますので、是非とも気象庁の発表する天気予報、特に最低気温や雪等の予報に注意をお願いします。 次に、津波警報の改善についてですが、10月26日に「津波警報の発表基準等と情報文のあり方に関する検討会」の第1回を開催しました。気象庁としましては、9月12日に津波警報改善の方向性をとりまとめておりますが、この中で津波の高さ予想の定性的な表現や発表区分等が検討課題として残されておりますので、今回新たに設置しました検討会にご提言をいただきたいと考えています。 第1回の検討会では、今般

  • 科学コミュニケーション――より基本的な知識を普及させる事の大切さ - Interdisciplinary

    何か稀な出来事が起きた場合に、その時に自分が着目しているものと結びつけて考えようとする事、ありますよね。 今だと、「放射能」。何千人に一人しか罹らない疾患の人がいる、という情報があった時に、「放射能(←象徴的にこういう表現がされる)の影響ではないか」と結びつけて考える、というようなもの。 それで、そういう拙速な論に対して、批判が色々加えられる訳ですね。論として明快で、批判として合理的なものがある。 でも、そういう場合に気をつけておかねばならないのは、ちゃんとした説明でも、必ずしも相手やギャラリーに通ずるとは限らない、という所です。 どういう事かと言うと……。 たとえば、○○病という病気に罹った人が出たようだ、といった情報が、twitterなりブログなりでもたらされたとします。そして、その情報を得た人は、これはあの事に関係があるやも知れない、と考えて、今度はtwitterやブログで発信する。

    科学コミュニケーション――より基本的な知識を普及させる事の大切さ - Interdisciplinary
  • スパコン京への疑問|河野太郎公式ブログ ごまめの歯ぎしり

    衆議院決算行政監視委員会で、神戸にスパコン京の視察。 質疑の時間が不足して、その場で回答をもらえなかったものも多いが、不明な点が多数ある。 もし、スパコンを利用している方が読者にいらっしゃったら、どうぞ下記の問いに対してのご意見をお寄せください。 スパコン京の利用については、選定機関が認めたものに限るようだが、既に科研費の審査を通ったものについて、再度、スパコンを利用するための申請書を書き、それを審査するのは無駄ではないか。負担金額に応じたリソースが使えるようなルールにすべきではないか。(科学振興予算の純粋科学と技術開発の割り振りを適正化する必要がある) 成果目標の明確化を求めると、純粋な研究の可能性を狭めないか。 来年6月の引き渡しから半年近く経った11月からしか供用されないのはなぜか。 京を中核とするネットワークで接続されたHPCIとこれまでのネットワークに接続されているス

  • 三中信宏「科学論は科学からみれば〈たわごと〉なのかもしれない」

    『生物科学』55巻1号原稿(19/August/2003版) → 出版 55(1), pp.10-14 (1/October/2003) 近年,科学と科学者を見る「まなざし」に変化があらわれてきた.従来の科学史・科学哲学とは別に,1980年代ごろから「科学論」,「科学と社会」,「科学技術社会論(STS: Science, Technology, Society)」と呼ばれる分野が新たに登場し,科学・技術・社会の相互の関わりあいについて分析している.現在の科学論は,科学倫理やリスク評価など科学や技術が社会と接する場面に活動領域を求めているように見える.場合によっては「市民」の側に立つアクティヴィストとしての役割を演じることにもなるだろう.あるいは,国・自治体やNPOを通して科学技術の政策決定に関わる場面に関与することもあるかもしれない. この科学論という新たな試みは,科学とその影響について何

  • なるほど一般市民が科学者に感じるいらだちはこういうものなのか! - 発声練習

    という感想が、以下のTogetterのコメントあるいはそれへのブックマークにあり、うまいこと言うなぁと思ったので流用させていただいた。ちなみに、私は自分の研究分野以外は素人なので、3月11日からずっと「何をやればよいのか断言しろよ!」といらだっていた一般市民なので、別にタイトルのようには思わなかった。 Togetter:「科学は信仰するもの」という科学者って、いったい誰のことなのかしら? Togetter:菊池誠さんx春日匠さん 大阪大学教員どうしの激論 Togetter:「御用学者Wiki」についてのやりとり @skasugaさんがTogetter:「科学は信仰するもの」という科学者って、いったい誰のことなのかしら?の終わりの方で以下のようにつぶやいたことから、残りの二つがまとめにあるようなやりとりが発生している。 そういえば『もうダマされないための「科学」講義』は立場の違う人々のアンソ

    なるほど一般市民が科学者に感じるいらだちはこういうものなのか! - 発声練習
  • 科学に関する悩みを解決してくれるのは誰なんだろう?

    放射線に対する不安感などから、科学者に対して説明責任が求められています。 科学的知識の伝達に関しては、専門家が自分の知識の範疇でぜひともやるべきなのかと。 また科学者に対して「徒に不安を煽るべきではない」「不安を解消できるような説明をしてくれ」といった要求もあるようです。 それに関しても可能ならできたらいいなとは思うのですが、いろいろ問題点も感じたので、それについて呟いてみました。 続きを読む

    科学に関する悩みを解決してくれるのは誰なんだろう?
  • 科学と報道の間で (ニュートリノの速度と光の速度) | 油断するなここは戦場だ

    新しい実験データについての新聞・テレビ報道が研究者の間の「雰囲気」を伝えていないというのは、たしかにあることなのだけど、今回ばかりは少し乖離が大きすぎるような気がするので、久しぶりに素粒子物理の話をブログに書こうと思います。 OPERA は CERN から打ち出したニュートリノビームを、730km離れたイタリアのグランサッソという地下実験施設でで受け止める実験です。CERN から出るビームはミューオンニュートリノですが、ニュートリノ振動があるので長距離を飛ぶ間にタウニュートリノに変化し、これが測定器にあたる時にタウレプトンが出ます。この実験はそのタウレプトンを測ろうとするものです。主要な測定器はエマルジョン(写真乾板)という名古屋大学が長く手がけてきた装置で、日の貢献が極めて大きいことでも知られています。 今回の発表はこのニュートリノ振動とは関係がなく、ニュートリノがグランサッソに到着す

    科学と報道の間で (ニュートリノの速度と光の速度) | 油断するなここは戦場だ
  • EPSRC Funding Crisis: Mathematical Sciences

  • パワーストーン

    だぶ㌠ @fluor_doublet パワーストーンの定義もわからないんですよね。パワーストーン屋さんは何を持って「パワーストーン」としているのかが知りたいです。 山だぶ㌠ @fluor_doublet 私は石のパワーはわからないのですが、よく、「パワーがある」「ない」っておっしゃってますよね。すると、パワーのない石は「パワーストーン」じゃないんでしょうか?

    パワーストーン
  • 「空間情報科学」が目指すところは何処?

    Kozo Kamada @geo80k @_hfu_ 数学的に(あえて)整理してみると。昨年の GIS 学会で岡部会長が言われたように、最初に位相空間がある。ここで、導入される位相は、極端な言い方をすれば、原子同士の相互関係(の部分集合)に基づくものである。相互関係のどれを採用するかは、「何をモデルとするか」に通ずる。

    「空間情報科学」が目指すところは何処?
  • 米国の義務教育で科学がどのように語られているか

    栗太@kuri_kuritaのツイートをまとめました。以下のツイートが、このまとめを象徴していると思います。 “ニセ科学批判者”批判をする人たちが良く言う、「科学で何でも分かると思うのは傲慢」「科学では分からないこともある」という類いの批判は、アメリカの義務教育で教えられている程度の「科学とは何か、何でないか」と比べるだけでも、まったくトンチンカンな言いがかりだということがわかる。

    米国の義務教育で科学がどのように語られているか
  • とどけたいことば - とらねこ日誌

    大変な状況だからこそ、お互いの事を信頼し、前向きな遣り取りが出来る事をどらねこは願っています。そんな気持ちで思うところを正直に書いてみました。 ■ボクたちはそんな風に社会化された 小さい頃、『知らないおぢさん(人)についていってはイケナイよ』、そんなふうな話をされた記憶があります。知らない人が全部アブナイわけじゃない、中にはイイ人もいるのかもしれないけれど、知ってる人よりアブナイことはたしかです。子どもにはその人がアブナイ人なのかイイ人なのかの判断はとても難しい。だから当はアブナイおぢさんじゃないのかもしれないけれど、知ってる人より知らない人のほうがアブナイのは事実だから、知らないおぢさんにはついていかないように、と教えることでリスクの回避を図るわけですね。でも、それってつまり、そう教えないと子どもは知らないおぢさんにでもついていくってことだよね。じゃあ、どうして知らないおぢさんでもつい

    とどけたいことば - とらねこ日誌
  • 学術出版という封建制

    西洋世界でもっとも無慈悲な資主義者は誰だろうか? 彼らの独占の仕方の前では、ウォルマートさえ街角の個人商店にすぎず、 メディア王マードックでさえ社会主義者に見える。 そのような候補者は限りなくあるだろうが、 私が一票を投じる先は銀行でも保険屋でもない。 学術出版社である。 科学や最先端研究を理解することが望ましいということには、誰もが賛意を惜しまない。 最新の知識を欠いては安定した民主的決定は不可能だ。 しかし出版社はその門の前に立入禁止の札を掲げる。 タイムズ紙やサンデー・タイムズ紙をアクセスするのに24時間あたり1ドルという、 マードック流の購読システムには飽き飽きしている人も多いだろう。 しかし、少なくともその期間内はいくつでも記事を読めるし、ダウンロードしておくこともできる。 エルゼビアの出版する学術雑誌では、1つの論文を読むのに31.50ドルかかる(原注1)。 シュプリンガーは

    学術出版という封建制
  • 答えに固執する

  • 「フードファディズム 食べ物に特別な効果を期待するのはやめましょう 松永和紀 なるほど食卓の安全学」.pdf

    11   放 射 性 物 質 に よ る 環 境 や 品 の 汚 染 が 続 き 、「 こ れ を べ る と 放 射 性 物 質 を 排 出 で き る 」 と し て 特 定 の 品 や 健 康 品 な ど が 話 題 と な っ て い ま す 。 論 文 等 を 調 べ て み ま し た が 、 効 果 が 証 明 さ れ 学 術 界 の コ ン セ ン サ ス( 常 識 )と な っ て い る 品 は あ り ま せ ん 。 一 部 の 科 学 者 が 主 張 し て も 、 公 的 機 関 な ど に よ っ て 否 定 さ れ て い る 場 合 が ほ と ん ど で す 。 東 京 都 や 国 民 生 活 セ ン タ ー な ど は 、 広 告 や 業 者 の セ ー ル ス ト ー ク に 注 意 す る よ う に 、 消 費 者 に 呼 び

  • ツノゼミ ありえない誤り

    またまた一ヶ月ぶり以上の更新です.5月30日に予告していたツノゼミ論文の問題点の指摘の件,ようやく論文がアクセプトされました.プレプリントは以下のリンクから. Yoshizawa, K. (in press) Treehopper's helmet is not homologous with wings (Hemiptera: Membracidae) Systematic Entomology 中胸の一部を前胸と勘違いしちゃったり,切片も斜めに切っていたりで,形態の解釈も発生の解釈もはっきり言って正しい所が何一つ無い事を徹底的に指摘しました. この論文はもともと,nature の brief communication arising に投稿しました.字数制限 (600 words + 図1枚) もあり,上記の論文で言えば,published data と conclusion の一部

    ツノゼミ ありえない誤り
  • 「科学的」に考えるために - TAKESAN | パブー

    現代において私達の生活は、「科学」とは切っても切れない関係にあります。身の回りにある色々な機械は科学や科学技術の結晶ですし、頻繁に見る天気予報なども科学の考え方に基づいています。 ところが、いざ「科学とは何か」と言われてみると、あまり意識したことがない人も多いのではないでしょうか。何となくぼんやりとイメージはしているけれど、具体的には……といったように。 このでは、「科学とは何か」「科学にどう向き合っていくか」ということを、身近な例を用いて、出来るだけ平易に解説しました。

    「科学的」に考えるために - TAKESAN | パブー