高級椅子442脚を社員へ譲渡、朝礼も廃止──“こだわりのオフィス”を4割縮小、コロプラの決断:コロナで方針転換(1/4 ページ) 在宅勤務への移行に伴い、定価で10万円以上するオフィスチェア400脚以上を、社員の自宅に配送した企業がある。スマートフォンゲーム「白猫プロジェクト」などを開発・運営するコロプラだ。 同社は、緊急事態宣言後すぐにオフィスの40%縮小を決断。恵比寿ガーデンプレイスタワー5階分(計4フロア)のうち2階分(1.5フロア)を解約するにあたり、余った椅子を希望者に譲渡した。同社は約950人の社員を抱えているが、エンジニアやデザイナーなど座って作業に集中する職種が多い。在宅勤務でも仕事に適した椅子を望む声が多く、最終的に442脚を社員の自宅へ配送した。 もともとコロプラは、オフィスに対してこだわりの強い企業だ。配送した椅子のうち、執務室で使用していた「エルゴヒューマン」は、社