東北電力は18日、火力発電所の停止と厳しい残暑による使用電力の増加で電力不足に陥る恐れがあるとして、東京電力と関西電力から緊急に合計最大60万キロ・ワットの融通を受けた。 それでも、ピーク需要は午後2時台に1278万キロ・ワット(速報値)に達し、供給力(1330万キロ・ワット)に対する使用率は今夏最高だった93%を上回って96%となった。 東北電が、緊急の融通を受けるのは今年2月以来。青森県の八戸火力発電所5号機(出力27万4000キロ・ワット)が18日午前にトラブルで停止した一方、残暑で企業や家庭の冷房利用が増えた。夏の需要ピーク期間を終え、一部の火力発電所を休止して点検を行っていたことも響いた。