大盛況のうちに幕を下ろした北京オリンピック。競泳の北島康介選手や女子ソフトボール陣が見せてくれた日本代表の活躍は、見る人に歓喜を与えた。そのオリンピックの開幕からさかのぼること約1週間前、米ハワイ島にて、世界中から集まった学生と競い合うもう1人の日本代表がいた。ビジネスパーソンなら誰もが一度は操作したことのあるWordを使って――。 「え、わたしが日本代表? 何かの間違いじゃないの」 Office製品などのスキルを学べる専門学校「お茶の水スクール・オブ・ビジネス」に通う井原侑子さんは思わず声を上げた。Microsoft Office製品の利用スキルを競う世界大会「Microsoft Office 世界学生大会 2008」において、Word部門の日本代表に選出されたからだ。 井原さんは今年の4月に同専門学校に入学した。初めてPCに触ったのは小学5年生のころ。両親からの勧めやPC好きがこうじて
アジアゾウに2つの足し算の結果(和)の大小判断をさせたところ、高い割合で正答、優れた数量認知の能力を持つ可能性があることが、東大大学院文化研究科博士課程の入江尚子さん(25)の研究で分かった。 実験は東京・上野動物園のメス「アーシャ」と京都市動物園のメス「美都」に実施。2つのバケツを用意、バケツの中は見えないように2メートル離れた場所に立たせ、リンゴなどをそれぞれのバケツに、最初に1個から5個の範囲で入れるところを見せ、次いで両方に1個から5個の範囲で足して、どちらを選ぶかを見た。例えば、左のバケツに3つ、右に2つ入れた後、左に2つ、右に5つ加えるといったやり方。多い方のバケツを選んだ場合を正答とし、9つのパターンを日やエサをそれぞれ変えて6回ずつテストしたところ、アーシャは正答率87%、美都は69%だった。
あえぐ経済、支持率低迷 台湾・馬総統就任100日(1/2ページ)2008年8月31日8時46分印刷ソーシャルブックマーク 胡錦濤・中国国家主席(右)に縄をつけられた馬英九・台湾総統(中央)を演じ、馬総統の対中政策を非難するデモ参加者=30日、台北、野嶋写す 【台北=野嶋剛】台湾の国民党・馬英九(マー・インチウ)総統が就任して100日が過ぎた。中国と関係改善は進む一方、目立った経済効果はなく、30日には台北で20万人規模の抗議デモがあった。陳水扁(チェン・ショイピエン)前総統の不正送金スキャンダルという「助け舟」を得たものの、新政権の低空飛行が続いている。 「馬英九はうそつきだ」 30日、台湾の市民団体や民進党の支持者らによるデモは、馬総統の「公約破り」への非難一色となった。 総統選で馬総統は民進党政権の経済失政を攻撃、「馬上好(すぐに良くなる)」「準備好(いつでも大丈夫)」などの分かりやす
図書館にも女性専用席 ホームレス対策…「不公平」の声も 東京都内の図書館で、女性専用・優先席を設ける動きが広がっている。現在のところ、23区内220館のうち8館で実施。女性専用車両の痴漢対策というよりは、主な理由がホームレス対策だ。「安心して使える」「使いやすくなった」と歓迎する女性の声もあるが、男性からは「不公平だ」との声もある。(安岡一成) ■苦肉の策 台東区の中央図書館。今年4月からフロアの一角に設けられた「女性専用席」に女性が2人腰掛け、料理雑誌を読んでいた。周りの棚にはファッションや子育てなどの女性向け雑誌が並ぶ。いつも利用しているという主婦は(58)「ホームレスがいっぱいで利用しづらかったから、女性専用席は悲願だった。おかげで落ち着いて読めるようになった」と話す。 台東・荒川の両区には日雇い労働者やホームレスが多く滞在する通称・山谷(さんや)地区がまたがる。雨天や暑さ寒さが厳し
Liイオン電池の「謎」解けた! 長時間利用に期待2008年8月31日8時47分印刷ソーシャルブックマーク 次世代リチウムイオン電池の電極として期待が高い「鉄含有リチウムマンガン酸化物」が電池の容量を向上させる仕組みを、産業技術総合研究所(産総研)関西センター(大阪府池田市)が突き止めた。実用化の「壁」が解明されたことで、電気自動車向けなどの新型電池の開発につながりそうだ。米電気化学会誌に発表された。 秋田知樹・産総研主任研究員らは、電子顕微鏡で得たデータの新解析法で、観察が難しかった電気のもととなるリチウムイオンが電池内で動く様子を確認した。リチウムマンガン酸化物とリチウム鉄酸化物がつくる特殊構造によって、より多くのリチウムイオンが出入りし、容量を向上させていることがわかった。充電時に発生する酸素が漏れて劣化することも突き止めた。 「鉄含有リチウムマンガン酸化物」を電極に使うリチウムイオン
先日、オーストラリア人の知人から、妻が亡くなったというメールが届いた。彼女の最後のようすを、知人はこう書いていた。 「妻は死との闘いを、最後の最後まであきらめなかった」 私はそれを読んで、妙な違和感を覚えた。原文の「fought her battle」という言い方が、いかにも好戦的だったからだ。いわゆる安らかな死というイメージからは、あまりにかけ離れている。 医師になりたてのころは、私も死を最大の敵だと思い、それと闘うことに全力を注いできた。しかし、がんの末期医療や老人医療に携わるようになってから、少しずつ考えが変わってきた。 死はもちろん、できるなら避けたい。しかし、どうしても避けられないときは、やみくもに忌避するよりも、従容として受け入れる心構えをしたほうが、いい場合があると気づいたからだ。 この考えは、まだ受け入れられにくいかもしれない。医師にあるまじき敗北主義、義務放棄とそしられる
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く