国民新党の下地幹郎幹事長は6日の記者会見で、同党の参院選獲得議席について「今回も(3年前と同じ)1議席ということになれば、国民から郵政の問題に対する発信力に問題があると言われても仕方ない」と語った。獲得議席によっては、同党肝いりの郵政改革法案の成立が難しくなるとの認識を示した。 下地氏は「違う考えを言う人が民主党内にもいる。そういう方々にも毅然(きぜん)とした態度で発言するためには、できるだけ3議席に近い数字を取らないとならない」と語り、改選3議席維持の目標にこだわる考えを強調。また、「地方の1人区で(与党が)苦しんでいる最大の要因は消費税であり、選挙の争点にすべきではなかった」と述べ、菅直人首相の問題提起を批判した。 2010参院選特集