19日の衆院厚生労働委員会で行われた法案採決の直前、民主党が「党内手続きが終わっていない」と主張し、30分間近く審議が中断する一幕があった。 同委では午後4時40分ごろまで、子ども向けワクチンの定期接種化などを盛り込んだ予防接種法改正案に関する討論が行われ、その後採決する段取りだった。ところが、民主党が中断を要請したため、同党が5時からの「次の内閣」で了承後に委員会が再開され、全会一致で可決された。 民主党の山井和則氏は「5時前に採決できないと事前に説明していた」と釈明した。だが、各党とも党内手続きを終えた上で採決に臨むのが通例で、自民党の棚橋泰文氏は「民主党は抵抗野党への先祖返りで、恐竜どころか両生類にまで戻った」とあきれ顔だった。