「殺せ」の連呼は許されるか東京・新大久保や大阪・鶴橋で「朝鮮人を殺せ」などと連呼するヘイト(憎悪)デモを念頭に、安倍晋三首相は5月7日の参院予算委員会で、「一部の国、民族を排除する言動があるのは極めて残念なことだ。日本人は和を重んじ、排他的な国民ではなかったはず。どんなときも礼儀正しく、寛容で謙虚でなければならないと考えるのが日本人だ」と答弁した。 公衆の面前で一定の民族に対して「殺せ」と連呼する「言論の自由」が日本国憲法で保障されているとは僕には思えない。 「在日特権や外国人の登録に関する問題などの法律を改正せず参政権だけを与えるのは日本人にとって不利益しか生じない」という「在日特権を許さない市民の会」(在特会)のメンバーとしか思えない声を掲載した新聞もある。 安田浩一さん著の『ネットと愛国 在特会の「闇」を追いかけて』を一読すると、信じられないような侮蔑の言葉が並んでいる。「これまでね