仮想通貨ビットコインの登場とともに誕生した分散型ネットワーク技術「ブロックチェーン」。同技術を活用したサービスを提供する事業者が参画し、仮想通貨サービスに関するガイドラインの策定や、社会インフラへの応用、国や関係省庁へ政策提言などをする業界団体「社団法人日本ブロックチェーン協会(JBA)」が設立された。 4月27日に開催された設立記者会見を元に、JBAの設立趣旨やブロックチェーン技術の今後の可能性と課題をレポートする。 分散型ネットワークを認証システムとして活用 ブロックチェーン技術とは、ユーザーのデータベースや取引台帳といった価値情報を世界中のコンピュータに分散して管理し、その分散ネットワークの特長であるコンセンサス・アルゴリズム(分散型合意形成)を認証システムとして活用する技術。たとえば、インターネット決済などでは、銀行やクレジット会社、ネット決済会社といった中間的な第三者が中央集権的
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