峰なゆか氏(左)と雨宮まみ氏(右)による「モテ」論 ツイッターやFacebookといったSNSで自意識が飛び交う時代、至る所で個人の我がぶつかり合っている。殊に恋愛においては、一挙手一投足すべてに自意識が付きまとい、素直に「モテたい」とは言えず、恋愛をこじらせている人も多いのではないだろうか。そこで今回は、「モテ」を切り口に女の生態を鋭くえぐった4コママンガ『アラサーちゃん』(メディアファクトリー)の筆者・峰なゆか氏と、モテない日々を回顧しながら自らの「女」を克服しようとする様を描いた『女子をこじらせて』(ポット出版)の雨宮まみ氏を招き、オンナの生き方を模索し続けるふたりとともに、現代の「モテ」を再構築してみたい。 ――まず最初に確認なのですが、おふたりの中ではどういう状態を指して「モテ」と言いますか? 雨宮まみ氏(以下、雨宮):自分が好きな人から求められて、初めて「モテた」と言えるんじゃ