現在、日本国債の利回りは1.30%を若干下回る水準にあり、しかも近年(多少の上下はあっても)世界的にみて、非常に低い金利になっています。これだけ「財政規律が守られていない」「政府債務残高が高すぎる」と言われながら、また「さらに財政赤字が増加する」という状況になっているにも関わらず、日本国債利回りが上昇する気配は見えず、逆にジリジリ下がっているというのが現状です(利回り低下⇔国債価格の上昇)。 財政規律等の問題は後で話すとして・・・ 日本国債利回りが、今、「ジリジリ下がっている」のは、日銀も金融緩和を続けているのでインターバンク市場においては資金的に余剰感があるものの、国内には前向きな資金ニーズがなく、また、為替変動等を考慮した場合、新興国を含めて他国へ流出させてまでリターンを求める気にもなれないということから、邦銀を中心に日本国債を買っているということが原因だと思われます。つまり、「危ない
私は2012年8月から金融抑圧について言及していましたが、ここ最近は河野龍太郎氏や高田創氏などの著名エコミストも言及するようになってきました。FRBの出口戦略で世界の金融市場が動揺しています。米国は出口まで辿り着きつつある状況です。しかし、日本と日銀には出口は訪れないと思います。 スポンサーリンク 今後も社会保障の費用は増加の一途を辿りますし、国土強靭化による公共事業など財政支出も拡大していく懸念があります。それら費用をどう賄い破茶目茶な財政危機を防ぐかが、今後20~30年の重要な課題となっています。 現在は異次元緩和によって、国債発行額の7割近くを日銀が買入れて、ネットでは新規国債発行額を超えて購入することになります。日銀の事実上の財政ファイナンス(マネタイゼーション)で賄う形になりつつあります。 インフレが加速しても、放置&人為的低金利しかない。 問題はインフレ・円安が進んで止まらなく
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