岩手大学 農学部 生命科学科 分子生命医科学コースの尾﨑拓准教授の研究チームは、(一財)日本鯨類研究所との共同研究により、ヒゲクジラに豊富に含まれる機能性成分「バレニン」が、パーキンソン病モデルマウスにおいて神経細胞の変性を抑制し、症状の進行を軽減することを明らかにしました。 パーキンソン病は、震えや転倒、認知機能障害などを伴う神経変性疾患であり、65歳以上では約100人に1人が発症するとされる高齢化社会における重篤な疾患です。現在の治療法は主に症状を緩和する対症療法であり、神経変性そのものを抑制する治療法および予防法の確立が課題となっています。 本研究では、バレニンを点鼻投与することで脳へ直接送達し、ドパミン神経細胞の保護および炎症の抑制効果を確認しました。さらに、ミトコンドリア機能の維持に関わる新たな作用機序も示唆されました。 本研究成果は、Biochimica et Biophysi

