私たちはスポーツ活動、文化活動、地域活動等に携わる皆様に向けて「あんしん・安全」をお届けし、これら社会教育活動の更なる普及と発展を目指します。
体力が有り余っている人は、どんなペダリングしても大丈夫です。体力に自信がない人ほど、ペダリングに注意を払う必要があるでしょう。 大人になって、趣味としてサイクリングを始めたばかりの人は、大抵の場合ペダルを「踏んで」います。ある程度慣れた人は、ペダルを「回す」ようになります。 ペダルは踏むものではなくて回すもの ちょっと長距離を走った後に、脚のどこが疲れているでしょうか?膝の上側が重かったり、ふくらはぎがだるく感じるなら、あなたは「踏んで」いるのです。「踏む」ペダリングとは、主に大腿の前側の筋肉を使い、膝を伸ばす力でペダルを押し下げる方法です。この方法は大きな力が出ますが、長続きしません。 「回す」ペダリングとは、大腿の裏側の筋肉を使い、腿を上下させる運動によってペダルを回転させる方法です。「回す」ペダリングでは、膝から下には殆ど力を入れないので、ふくらはぎの筋肉はあまり使いません。「回す」
靭帯炎は筋肉の疲労、靭帯の硬化によって発生します。従って基本的には膝周りのストレッチによる柔軟性の回復、及び筋力の強化が対策となります。十分に実力がある人なら何の問題も起きない距離でも、初心者にとって膝痛の原因となるのはこのためです。 膝の外側が痛くなる(腸脛靱帯炎:ちょうけいじんたいえん) 自転車を漕ぐ時に膝が開いている(蟹股)と腸脛靱帯炎を起こしやすいようです。膝を締めてペダリングしてみてください。但し膝が開いていても問題が出ない人もいます。特に問題が無いなら無理に矯正する必要はないと思います。 膝の内側が痛くなる(鵞足炎:がそくえん) 自転車を漕ぐときに膝が内側に入る(内股)と鵞足炎を起こしやすいようです。 膝があまり内側に入らないようにペダリングしてみてください。もちろん、問題がないなら無理に矯正する必要はありません。 膝の前が痛くなる(膝蓋靱帯炎:しつがいじんたいえん) 大腿四頭
(以下独断と偏見に基づく素人論です。本当に深刻な怪我の場合は、速やかに専門医の診察を受けてください。) 自転車に乗った結果発生する膝痛は、多くの場合は靭帯炎です。膝痛対策として有名なサプリメント「グルコサミン・コンドロイチン」は加齢を原因とする関節炎には有効ですが、靭帯炎には効きません。 また「バンテリン」等、インドメタシン配合の鎮痛薬はあくまでも「鎮痛」のための薬品で、治癒効果はないことに注意してください。強い痛みがない限り、限定的に使用すべきでしょう。 自転車に乗っているうちに膝が痛くなってきたら、できるだけ早く運動をやめ、痛い部位を冷却(アイシング)しましょう。冷却には湿布より氷が最適です。氷をビニール袋に入れ、水を少々加えます。氷を患部にあて、15分ほど冷却します。あまり長時間冷却すると凍傷になる恐れもありますので注意してください。風呂に入る場合は、患部を温めないようにしましょう。
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