「ねんきん特別便」は、年金記録に間違いのありそうな人から順に発送されている。 日本の年金制度には、国民年金、厚生年金、共済年金の3つの制度があるが、制度を移り変わっても、「基礎年金番号」という同じ番号で管理されることになっている。いろいろな事情で2つ以上の番号を持っていると、同一人物が別人になってしまう。年金上の別人、つまり持ち主のわからない「宙に浮いた年金記録」が5000万件もあることがわかり、本来の年金記録の持ち主を探すために、「ねんきん特別便」が送られることになった。すでに年金を受け取っている人から順番に送られているが、今年の6月以降は、若い世代にも特別便が届く。2008年10月までには、年金制度に加入しているすべての人に送られる予定となっている。 ねんきん特別便を受け取ったら、そこに書かれている記録のチェックも大切だが、それ以上に、書かれていない記録を探すことが重要である。 まず、