SAPの最新ERP「S/4HANA」を基幹システムのプラットフォームに採用し、自社製品・クラウドサービス基盤で稼働させる。 NECは11月5日、自社の基幹システムプラットフォームを全面刷新すると発表した。SAPの最新ERP「SAP Business Suite 4 SAP HANA(S/4HANA)」を採用し、稼働環境にも自社製品・クラウドサービスを利用することで運用コストの大幅削減も図る。 S/4HANAは、SAPが2月にリリースしたばかりのERPシステム。インメモリ技術「SAP HANA」を本格採用した新世代のERPに位置付けられ、受注・売上の計上や入金引当などのオンライン業務処理を高速化させ、それに伴う生産性向上が期待される。膨大な経営情報のリアルタイム分析による意思決定の高速化も実現する。NECの導入は日本最大規模になるという。 また、この稼働環境として自社のエンタープライズサーバ