先日、信用創造には3つあるという記事を書きました(ここ)。 今回はそれらの信用創造の仕訳(しわけ)について詳しくみていきたいと思います。 1.市中銀行の信用創造(マネーストック) 図表1 民間銀行の信用創造 まず市中銀行での信用創造です(図表1)。*1 私達家計や企業が銀行から借り入れをしたとすると、銀行はなにもないところから(1行目)、貸し出した金額に見合いの預金を我々の口座に振り込みます。 この時銀行はそのお金をどこからか借りてきたりすることなく、単にキーボードで金額を打ち込めば預金通貨(マネーストック、MS)が生まれます。これが民間銀行の信用創造の仕組みです。 こうして信用創造で生まれたお金は、銀行員のペン先から預金が生まれているので「万年筆マネー」ともよばれます。誰かが負債を負えば金融資産が生まれる、逆に誰かが負債を返済すれば同額の金融資産が消滅するという関係になっています。 ち
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