報道などでご存知だと思うが、弁護士の宇都宮健児氏が、都知事選に出馬することとなった。 宇都宮弁護士と言えば、日弁連前会長であり、08年から09年にかけて日比谷公園で開催された「年越し派遣村」の名誉村長であり、そして私が副代表をつとめさせて頂いている「反貧困ネットワーク」の代表である。 ここ数年、反貧困の現場で共に活動を続けてきた。この連載にも何度も登場している。私にとっては人生の大先輩であり、「活動家」としてもっとも尊敬する人である。そんな宇都宮弁護士が都知事選に出馬するのだ。これは応援するしかない!! そんな宇都宮弁護士と初めて出会ったのは、おそらく07年。湯浅誠氏が貧困問題をなんとかするため、「反貧困ネットワーク」設立に向けていろいろ動き始めた頃だと思う。 宇都宮弁護士のことは、以前からメディアなどを通して知っていた。多重債務問題にいち早く取り組み、借金に苦しむ人たちのために奔走してい