デロングがここでジョン・コクランを批判する際に持ち出した例え話が面白い。 登場人物 アリス、ビバリー、キャロル*1 前提 ビバリーは2ヵ月後にキャロルに返すべき500ドルを持っている。 アリスとキャロルは失業してブラブラしている。 シナリオその1 2ヶ月後にビバリーがキャロルに500ドル返す。おしまい。 シナリオその2 ビバリーがアリスに500ドルで家のテラスを作ってもらうことにする。 アリスはその売掛金でキャロルに食事を作ってもらう。 ビバリーはキャロルに500ドル返す代わりに同額を彼女から借り入れる。 (担保は増築により資産価値の増した自宅) ビバリーは手元に残った500ドルをアリスに工事代金として支払う。 その金でアリスは食事代をキャロルに支払う。 シナリオ1でも2でも現金500ドルが最終的にビバリーからキャロルに渡ったことに変わりはないが、それに加えて、シナリオ2では、 (a)アリ