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ブックマーク / nojiri-h.hatenablog.com (21)

  • スリングショット猟の意義と法律解釈 - 野尻抱介blog

    新年早々、こんな動画を公開した。 現在の日で、誰でも無免許・無許可で野鳥や野生動物を狩ることが許されている――と言ったら、まさかと思うかもしれない。案の定、動画の冒頭では「違法行為です!」という自信満々なコメントが相次いだ。遵法精神が横溢しているのなら結構なことだが、肝心の法律をよく知りもせずに人を非難する態度を見る限り、「他人が勝手なことをしているのが気にくわない」「合法なら我慢するが違法なら叩くぞ」という単純なメンタリティのような気もする。 動画の進行とともにコメントは変化してゆく。法律解釈が説明されると違法の指摘は鳴りをひそめ、狩りの場面になると「かわいそう」「残酷」という感情論が現れる。そして捕獲された鴨が解体されて肉になると、「おいしそう」が支配的になるのだった。「かわいそう」も「おいしそう」も素直な気持ちであろう。私だってそう感じた。良くも悪くも、感じたことがストレートにコメ

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  • 人でなしの福島紀行(後編) - 野尻抱介blog

    ・人でなしの福島紀行(前編) - 野尻blogのつづき。 郡山で福島牛を堪能したあと、磐越道をひた走って田村市滝根町の星の村天文台に移動した。カーナビで細い裏道に誘導され、その道が土砂崩れでふさがっていたので大汗かいてUターンするなどのハプニングがあったが、どうにか夜半前にたどり着いた。台長の大野裕明さんが寝泊まりしているスタッフルームに泊めていただく。 四月の旅で大野さんにロシア製ガイガーカウンター DP-5V(1号機)を寄付した。私はその後、2号機、3号機を入手し、簡易な較正をほどこして今回の旅に携えてきた。2号機は自分用、3号機は寄付用である。福島を旅すればきっとまた、測定器を必要とする人に出会うだろうと思ってのことだ。 大野さんは四月以来DP-5Vをとても重宝していて、近隣の除染や放射線防護の検討に役立っているという。絶対値が当てにならなくても、よく使い込んで値を比較しながら使えば

  • 人でなしの福島紀行(前編) - 野尻抱介blog

    9月下旬、また福島を旅してきた。前回の旅は4月中旬で、まだ311災害の跡が生々しかった。当時の記録はここにある。 ・東北紀行(1) ガイガーカウンターを持って福島へ - 野尻blog ・東北紀行(2) 桜の山と瓦礫の海 - 野尻blog あれから半年経って、私の認識では、福島における原発災害の危機は終息しつつある。もちろん、すべきことはまだ山ほどあるが、緊急を要する段階はすぎ、いかに日常を取り戻すかにウエイトが移りつつあると思う。 まだまだ怖がる人も少なくないが、怖がる人がいるいまこそ、福島の自然を貸切で満喫するチャンスだと考えたわけだった。つまり今回私は、福島へ遊びに行ったのである。 「被災地で遊ぶなんて、福島の人の気持ちを考えろ!」と罵倒されそうだが、私は人でなしだから、と開き直っておこう。無駄に怖がることが差別につながるなら、私は少なくとも怖くないので、そのことをアピールしたいと思う

  • SFマガジン8月号 初音ミク特集『歌う潜水艦とピアピア動画』について - 野尻抱介blog

    早川書房にはいろいろと不義理をしている。Twitterで担当編集者のS澤さんからフォローされたときはただちにブロックしたものだが、にもかわらず「初音ミク特集をやるので短編を書きませんか」とオファーしていただいた。自称ミク廃SF作家として、これは受けるしかなかった。 S-Fマガジン 2011年 08月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2011/06/25メディア: 雑誌購入: 15人 クリック: 636回この商品を含むブログ (36件) を見る南極点のピアピア動画 (ハヤカワ文庫JA) 作者: 野尻抱介,KEI出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2012/02/23メディア: 文庫購入: 19人 クリック: 626回この商品を含むブログ (120件) を見る 私がぽつぽつとSFマガジンに書いてきた短編に「ピアピア動画」シリーズがある。『南極点のピアピア動画』前後編と『コン

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  • 東北紀行(1) ガイガーカウンターを持って福島へ - 野尻blog

    4月14日〜18日、車に寝泊まりしながら福島と宮城を巡ってきた。きっかけはTwitterで震災後の自粛ブームについて語らっていたとき、宮城県白石市在住のしっとマスクさんに「船岡城址公園の花見に来てください」と誘われたことだ。現地の人がそう言うのなら自粛することはないだろう。あわせて福島の放射能汚染を自分なりに調べることにしたのだった。 個人取材のつもりではあるが、ボランティアとして働くわけでもなく、他人から見れば野次馬にすぎない。気安く被災地に行くべきでないのは百も承知だ。 しかし表現者のはしくれとして、今回の被災地はぜひこの目で見ておきたかった。阪神淡路大震災のときは、日帰りできる距離なのに、現地に入ったのは三年後だった。それでよかったのかもしれないが、ずっと後悔している。被災地を早期に見ていれば、その後の復興にもっと積極的になれたかもしれない。 震から一か月以上がすぎて、内陸部のイン

    optical_frog
    optical_frog 2011/05/01
    野尻せんせの旅行記はよいね
  • 尖閣諸島ASWシミュレーションと小説作法 - 野尻抱介blog

    正月頃から進めていたHarpoon4による尖閣諸島ASW(対潜戦闘)シナリオの経過を3の動画にまとめた。もし中国海軍のキロ級潜水艦が尖閣諸島に潜入してきたら、海上自衛隊はどう対処するか、というシナリオである。 体を張っている海保や自衛隊の人には申し訳ないが、私は愛国心というものが希薄だ。国家などいずれ不要になると思っているから領土にも執着がない。だが中国漁船衝突事件をきっかけに尖閣諸島について調べて、そこがとても興味深い場所だと知った。 尖閣諸島は大陸棚と沖縄トラフの境界、つまり海底の崖っぷちにあって、しかも黒潮の中にある。差し渡し10海里ほどの狭い領域なのに、変化に富んだ天然のゲーム盤のようである。ここを舞台に海上自衛隊vs中国海軍でASWをやったらさぞ面白いだろう、と思ったわけだった。 またSF者の心根として、この手の不謹慎は大好きだ。ネタが不謹慎なほど大まじめになってしまうのである

  • 第86回音楽情報科学研究会SIGMUSスペシャルセッション「歌声情報処理最前線!」に行ってきた - 野尻抱介blog

    7月28日、筑波山麓のつくばグランドホテルで、掲題の発表を見てきた。音情研の学会発表を見るのは2年ぶりだ。前回のレポートはこちら>第75回音楽情報科学研究会に行ってみた。ボカロ界を震撼させた、“ぼかりすショック”の直後だった。どの発表も「みっくみく」で「ニコニコ」、こんな学会があったんだなあ、と驚いたものだ。分野としては 情報処理学会/音楽情報科学/歌声情報処理 という階層になる。 今回の発表内容はこちら>IPSJ SIGMUS: 第86回音楽情報科学研究会 プログラム 発表会は三日間にわたる。私が参加したのは初日の「歌声情報処理最前線!」だけだが、それだけでも盛りだくさんで、魔法めいた実演をいろいろ見聞きできた。 レポートや動画のまとめ Sinsy(スライド)は歌詞と楽譜をMusicXML形式で渡すと合成音声で歌ってくれるシステムだ。VOCALOIDに似ているが、調整(いわゆる調教)は不

  • はやぶさ帰還ニコ生中継・帰還編 - 野尻抱介blog

    ニコ生中継が終わってからのことを少し書こう。 翌日、流星塵の容器を回収した。道中「熱シールドがごろんと入ってたりしてな」などと語らっていたのだが、容器は設置時と変わらず、一見からっぽのままだった。はやぶさのサンプル容器と同じで、大きな落下物など期待していない。 宿に持ち帰った容器は、ミネラルウォーターにシャンプーを少量まぜた水で洗った。その水から塵をペーパータオルで濾し取ろうとしたが、紙がやぶれてうまくいかなかった。仕方がないので使ったペーパータオルと水をペットボトルに入れて日に持ち帰った。適当な容器に沈殿させて濃集させる予定だ。結果が出たらここで報告するので、あまり期待せずにお待ちいただきたい。 移動中はときどき道草をった。これは瓜の一種でスイカに似た模様がある。ナイフでさばくと白くてみずみずしい果肉が現れたが、べてみると舌に染み入るような苦さだった。たとえ渇きで死にかけていても、

  • はやぶさ帰還ニコ生中継・準備編 - 野尻抱介blog

    小惑星探査機「はやぶさ」とのつきあいは打ち上げの3年前、小天体探査フォーラムで中の人と知り合ったのがはじまりだ。そのはやぶさがオーストラリアに還ってくる。この10年の集大成としてぜひとも現地で出迎えたかったが、いかんせん先立つものがなかった。「ネットがあるさ」と自分に言い聞かせ、おとなしく日から見守るつもりでいた。 だが、当日の月齢が新月だと知って欲求がぶりかえした。降るような星空のウーメラ砂漠で、はやぶさの最期を見届けたい。 悶々としながらTwitterのタイムラインを見たら、ちょうどドワンゴの川上会長がいた。いちかばちか「20万円くれたらオーストラリアではやぶさの取材します!」とねだってみたところ、意外にもOKがもらえた。 実はそれ以前から公式ニコ生ではやぶさ特番をやる話があって、私はスタジオ側にゲスト出演することになっていた。その段取りを勝手に変えて、スタッフに迷惑をかけてしまった

  • フロリダ紀行/ココアビーチ編 - 野尻抱介blog

    山崎家よりスペースシャトルSTS-131の打ち上げ見学に招待されたので、4月のはじめ、フロリダに行ってきた。恥ずかしながらケネディ宇宙センターに行くのは初めてである。というか海外でロケット打ち上げを見るのも初めてだ。 はるばる海外まで行って、打ち上げ延期になったりしたら悲しい。だが日と同じで、機会あるごとに行ってみなければ永久に見られない。招待枠で見学できるなんてもうないことかもしれないから、思い切って行ってみたのだった。 オーランドに着いたのが4月2日の夜で、空港でレンタカーを借りてカーナビも地図も持たずに東に向かって走った。ハイウェイから一般道に降りてしばらくさまよったあげく、コンビニで地図を買い、デニーズに入って店員に「私はどこにいますか?(Where am I?)」と訊いた。「いい質問だね。ええと……ここだよ」と示されたところはメリット島の中だった。東へもう少し走って予約したココ

  • 非実在青少年対策(転載) - 野尻抱介blog

    以下は mixi笹祐一の日記 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1433296029&owner_id=209282 より転載。 ============================================================ えーつまり一文字タイトルにこだわってる場合ではない、ってことです。 マイミクの日記より転載。さらに転載歓迎。許可を求める必要なんかありません。 この人はライトノベル作家だそうだけど、まんが家、作家でも同じように威力があると思います。 −−−−−−−以下転載−−−−−−− 都議会議員の一部(←要するに民主党系列)に、メールを送ったと書きましたが。 ……なんとある事務所の方から、いきなり電話が! どこかは明かさないでください、とのことですが。なんと事務所で対応してくれたその人が、オタクだそうで。 「ライトノベル作家

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  • 魂の操縦桿と精神の風 - 野尻抱介blog

    ニコニコ技術部有志主催で作ってみた祭が開催されている。この2月一杯、テーマに沿った動画作品を投稿して盛り上がろうという企画だ。今回のテーマは「空を飛ぶ」である。 3月6日に開催される空フェス!と連動しているので、私は「作ってみた祭」の企画にも参加していた。 それまで私は、単純に「空を飛ぶもの」の動画を集めるのだと思っていた。だが、何をもって「空を飛んだ」とするかを判定するのはなかなか難しい。狭い意味では揚力、重力、推力、抗力の四つが平衡した定常飛行がその定義になるだろう。ライト兄弟のフライヤーは飛行、サントス・デュモンの飛行機はジャンプ、と見なされるゆえんである。 だが、この定義だとロケットの弾道飛行は飛行ではなくなる。揚力が(あるにはあるが)質的な役割を果たしていないからだ。 細かいことを言い出すときりがないので、「作者が飛んだと思ったらOK」ということになった。「作ってみた祭」の目的

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  • 初音ミクを金星に送る意味 - 野尻抱介blog

    初音ミクの絵を金星探査機に貼りませんか?というキャンペーン(以下、金星ミクキャンペーン)が始まっている。(署名直行リンク) これはSOMESATプロジェクトの臨時企画で、仕掛けたのは超電磁Pだ。 探査機や人工衛星に名前やメッセージを搭載することで応援を喚起しようとする試みは以前から行われている、いわば定番の行事だ。集まったメッセージはCD-ROMに焼いたり、金属プレートに縮小印刷して搭載する。 今回の金星探査機「あかつき」は「個人ならメッセージのみ。100人以上の団体なら絵が送れます」という方式だ。超電磁Pはここに着目して、署名を100人集めて初音ミク/はちゅねミクの絵を送ろうと考えた。権利者には事前に許諾を得ている。 100人の場合の原稿はセルを10×10に配置したイメージだ。セルごとに独自の絵を描いてもいいが、意思統一のうえでここに大きな絵を描いてもいい。絵はアルミプレートに特殊な方法

  • コメント欄でブーゼマンのパンツ:空飛ぶパンツのようなもの - 野尻blog

    『そらのおとしもの』という、中2願望が結晶化したようなアニメが始まった。ひどい言いようだが、公式サイトでも「人は誰もみな、中2という翼を持っている」「落ちモノ妄想コメディ」と掲げているのだからしかたがない。 ラノベ業界に片足を置いている(と思う)私は、こういう視聴者に迎合しまくった作品に辟易する。脳を甘やかした青少年がバカになっていくのを憂えてもいる。だが、この動画を観て居ずまいを正した。 CGで精緻に造形されたパンツが羽ばたき、群れをなして空を渡っている。その動きは鳥そのものだ。個体としての鳥だけでなく、編隊を組む様子が実に見事である。おそらくboidプログラムのようなものを使っているのだろう。V字編隊を組む様子は雁のようだが、飛び立って乱舞するさまは鳩や椋鳥のようでもある。そして最後には固定翼モードになり、マッハ3で巡航するSR-71を追い抜いてゆく。この速度域では羽ばたき飛行などあり

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  • Usurper of the Sun ――進水直後、MESSENGER探査機によって撃沈 - 野尻blog

    Usurper of the Sun (Novel) 作者: Housuke Nojiri出版社/メーカー: VIZ Media LLC発売日: 2009/09/15メディア: ペーパーバック クリック: 2回この商品を含むブログ (3件) を見る 掲題の、『太陽の簒奪者』の北米版がViz Media、Haikasoruレーベルから発売されたのを今朝方知った。そのウェブサイトにはFriends in high placesというblogエントリがあって、MESSENGER探査機による水星のクローズアップ写真が貼られていた。 『太陽の簒奪者』の読者ならご存知のとおり、水星はマリナー10号以来、30年あまりにわたって接近探査が行われてこなかった。それが去年、NASAのMESSENGER探査機がフライバイ(側方通過)し、詳細な観測に成功した。もちろん水星でナノマシンによる工事が行われている様子

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  • 『白いクスリ』について(2) - 野尻抱介blog

    ひとつ前のエントリ「『白いクスリ』について」はニュースサイトやホットエントリに載り、さらにひろゆき氏のblogで紹介されたことなどがあって、結構なアクセスがあった。詳細ははてなカウンター サービス終了のお知らせ参照のこと。ブロガーの夢「炎上」に至るのを期待したが、そこまではいかないようだ。自分基準では、直情的なコメントが大半をしめていないと「炎上」という気がしない。とはいえ、冷静な意見がそれなりにあることは喜ばしい。 「『白いクスリ』について」を書いたのは主に自分用の整理であり、なぜblogで発表したかといえば、「What if」というSFの手法を使えば見方が変わって面白いし、現行法について知らなくても語れるからだ。実現性や現行法を無視するというのは「ifの世界」である。よって今回のクリプトンの対応そのものを批判したのではない。それについては「現状ではやむなし」ぐらいに考えている。 ネット

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  • 『白いクスリ』について - 野尻抱介blog

    http://news.goo.ne.jp/article/php/life/php-20090919-02.html この記事を見て思い出したので、『白いクスリ』について整理しつつ考えてみたい。 私の考えは、削除に反対である。「『白いクスリ』は容認して、利用規約を改訂し、関係者すべてが意識を改めるべし」が結論になる。 私は法律の専門知識がないので、述べるのは理想論だけだ。その実現性や現行法との兼ね合いは考慮していない。 (1) 初音ミクの歌唱を個人の誹謗中傷に使って良いか。 良くない。だがクリプトンやヤマハはその使途について口出しできない。責任はすべて作者に帰すべきである。 (2) 『白いクスリ』は個人の誹謗中傷か。 字義どおりにとれば誹謗中傷にあたる。だが件はそれ自体で独立した事件ではない。背景に麻薬事件があり、裏切られたファンの憂さ晴らしともとれる。「のりピーにはがっかりだよな。み

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  • いいからMake読め - 野尻抱介blog

    Make:08号が届いた。私の書いた記事は二つ、連載Maker's Future「思考するビー玉」と、開け!Arduino枠の「衛星追尾用超小型ローテーター」。 「思考するビー玉」は1960年代にESR社が販売した二つの玩具コンピュータ、Digi-Comp I とDr.NIM を取り上げた。数個のフリップフロップがいかに多様な仕事をこなし、夢が持てるかを理解してもらえたらと思う。 「衛星追尾用超小型ローテーター」については、サポートページを用意した。自作に挑戦する人が現れたら嬉しいのだが。 私はMakeエバンジェリストだ。全人類がMakeを読めば世界は良くなると思っている。 MakeはDIY誌というより思想書であり、SF誌だ。私の中ではVOCALOID、ニコニコ動画、オープンソースムーブメントと一体になっていて、未来を占うものと位置付けている。 特にSFファンには購読をおすすめしたい。今号

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  • ミクFES'09のこと - 野尻抱介blog

    初音ミクの2歳の誕生日にsupercell、ika&MOSAIC.WAV、チームMOERらが集結! ミクFes09(夏)ライブリポート (1/2) - ITmedia Gamez 各地で報じられている通り、ミクFESは大成功だったらしい。私は1000円払ってニコ生で見ていたが、会場の熱気はよく伝わっていたし、自分も参加した気分でいられた。 ミク廃としては、この盛り上がりは我がことのように嬉しい。よくやったミク、みんな最高だぜという気持ちである。 坂龍一氏に訊く、これからの音楽のかたちと価値とは - PHILE WEBで教授が述べているとおり、いずれCD販売は廃れ、ライブが重視される時代になるだろう。そんなときミクFESが成功した意義は大きい。これからの音楽はプロシューマーのものとなり、ネットで周知され、ライブで収益を得ていくのだろう。億万長者が出にくくなるかわり、多様性はぐんと上がりそう

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  • 地球研シンポジウム/SF作家と地球研の対話 - 野尻抱介blog

    先月末、文明環境史プログラム国際シンポジウム 人類文明の未来に向けて−SF作家と地球研の対話−というのに出てきました。簡単な報告は野尻ボードに書いた通り。今回は写真を貼る練習です。 上はSF翻訳家の小川隆さんとSF作家のパオロ・バチガルピさん。 下は地球研の研究棟の様子。開放的な設計です。 私の講演資料はこちら>宇宙人に学ぶ、 地球文明の未来というもの。 シンギュラリティに少し重点を置いて語ったところ、会場にいたSFマガジンの清水編集長が『アッチェレランド』を献してくれました。 アッチェレランド (海外SFノヴェルズ) 作者: チャールズ・ストロス,酒井昭伸出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2009/02/25メディア: 単行購入: 5人 クリック: 103回この商品を含むブログ (62件) を見る最初の話「甲殻類」を読んだところ、とても面白かった。これはおすすめです。ちなみに解説

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