9日、MF野沢拓也の鹿島アントラーズへの復帰が発表された。異例とも言える1年での古巣復帰。昨冬、17年間在籍した鹿島を離れ、キャリア初の移籍を決意した理由は何だったのか。サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』で、鹿島の番記者を務める田中滋が配信しているメールマガジン『GELマガ』より昨年掲載されたコラムを紹介しよう。 提供:GELマガ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ~野沢拓也の移籍について(完)~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ “チームが苦しいとき、なんだかんだで頼りにさせるのは小笠原満男や本山雅志と言った79年組。本当の意味で中心になれるチームでプレーしたかった” そう言った主旨のコメントを野沢拓也は複数の人に残していた。しかし、そのすぐ後にはまったく正反対のことを口にしていた。 野沢は彼ら二人を心の底から敬