FC東京のU−23日本代表FW平山相太(22)が、「エース復権」ののろしをド派手に打ち上げた。10日、練習試合の筑波大戦でレギュラー奪取をアピールする2ゴール。軽快な動きで攻撃の起点となり、攻守でハツラツとボールを追った。好調の秘訣(ひけつ)は、昨年末から始めた体調管理。昨季は辛酸をなめただけに、リベンジを狙う今季はやる気満々だ。
FC東京のU−23日本代表FW平山相太(22)が、「エース復権」ののろしをド派手に打ち上げた。10日、練習試合の筑波大戦でレギュラー奪取をアピールする2ゴール。軽快な動きで攻撃の起点となり、攻守でハツラツとボールを追った。好調の秘訣(ひけつ)は、昨年末から始めた体調管理。昨季は辛酸をなめただけに、リベンジを狙う今季はやる気満々だ。
FC東京の小兵ルーキーMF大竹洋平(18)が9日、新加入の日本代表MF羽生から、小柄で生き抜く極意を盗む決意を語った。この日は、東京・小平グラウンドで実戦形式のメニューを消化。身長165センチのレフティーは、167センチの羽生の動きに「本当にすごい。参考にしたい」と目を輝かせた。 合流2日目ながら、周囲のパスを巧みに引き出す羽生の動きの質に目を奪われた。大竹は「まだ裏に抜け出すタイミングがつかめないんです。でも、羽生さんの動きは本当にうまい。動きだしがうまい。城福監督のサッカーをもう理解している」と舌を巻いた。 切れ味鋭いドリブル、局面をガラッと変えるパス。ファンタジーあふれる大竹と、献身的な羽生のプレースタイルは対照的だ。それでも、大竹の視線は常に羽生へ向いていた。課題のフィジカルコンタクトについても同じ。ガチンコでぶつかり合えば、簡単に勝敗は決してしまう。だからこそ、「たとえ弱くても当
MF今野も今季初合流。「メンバーも変わっていて、新しいチームみたいな感じ」と新鮮そうに振り返った。もっとも「不安と楽しみが両方ある。紅白戦でも連係はまだまだ」と続け、コンビネーション構築はまだまだこれからのようだ。
今季新加入したFC東京の日本代表MF羽生直剛(28)と、同MF今野泰幸(25)が8日、チーム練習に初合流した。2人は東アジア選手権に臨む日本代表メンバーにも引き続き選出。チームに帯同できる時間が限られるが、羽生はわずか1日で早くもチームにとけ込んだ姿もみせ、短期間でのチームへの融合に自信をのぞかせた。 つかみはOK!! 羽生が上々の“東京初日”を、笑顔で振り返った。「最初はさすがに緊張したけど、明るく練習できた。いじってくれる人もいて、先輩方から温かく迎えてもらいました」。代表組の今野を通じて積極的に交流を図り、選手からは「天然なのか、狙っているのかわからないけど、おもしろい」という好反応が相次いだ。初顔合わせとは思えないほど、チームにとけ込んだ姿を見せた。
FC東京のDFブルーノクアドロス(31)が、同僚MFエメルソン=同(下)=の“先生役”を買って出る考えを明かした。外国人選手にとって、日本の文化や習慣に触れるのは成功の秘訣(ひけつ)。来日4年目のブルーノは「エメルソンのためにできることがあればやる。日本のこと? そう、日本は素晴らしい。教えたいね」と意欲的に語った。 自慢の守備力、統率力に加え、FC東京の新戦力がもう1つの力を発揮する。グアムキャンプで右肩を痛めて戦線離脱。リハビリ中でも気になるのがエメルソンのことだ。来日して間もないため「いつも2人で一緒にいる」という。コミュニケーションを深めるため、チームメートとの何気ない会話で通訳を務めるなど率先して手助けしているが、“伝道者”としてもひと役買うつもりだ。
FC東京の城福浩監督(46)が「観察魔」に変身した。6日、茨城・筑波大の「野生の森」で社会性を育成するトレーニングを実施。少人数で協力しながら難関をクリアしていくユニークな練習で、城福監督は選手に声をかけることなく動きや表情を観察することに徹した。約4時間のトレーニング後、指揮官は「面白い発見があった」と収穫を得た様子だった。 城福監督が鋭い視線で、選手たちの動きを追った。この日午前、東京・小平のクラブハウスからバスで約2時間。筑波大構内の「野生の森」に着くと、一切の指示を封印した。大きな声とアクションで緊張感をつくり出すのが城福流だが、コーチ陣とともに難関に挑む選手たちの声、表情を静かに見守った。
FC東京に新加入したMFエメルソン(27)が5日、全体練習に初合流し、フルメニューを消化した。城福監督は「田中達也(浦和)に似たタイプ」と、日本代表級のワンダーボーイになぞらえて絶賛した。 移籍手続きなどのため、体を動かすのは約1週間ぶり。時差ぼけもまだ残っていたが、ときおり見せる瞬間的なスピードに、前所属のイラクリス(ギリシャ)で10番を背負った才能の片りんを感じさせた。指揮官は「自ら飛び出していけるし、足元の技術もある。僕の認識では、動かされる方が得意かもしれない」と分析。エメルソンも「スピードを生かしてFWにラストパスを出せるのが持ち味」と、チャンスメーカーとなれることを強調した。 エメルソンといえば、Jリーグでは、元浦和のJ得点王のイメージが根強いが「自分もチームに貢献して、名前を残せるように頑張っていきたい」と意気込んだ。「1日目だけど、レベルが高い選手がいることがわかった。早く
城福監督が新加入MFエメルソンの即応性に期待を寄せた。この日の練習前に初対面し、「頑張ろうな」と声をかけた。プレースタイルに関して、「よく走る選手で、ボールを持って勝負するタイプ」と説明。「欧州圏で仕事をしているから順応性もあると思う。経験を生かして、特長を出してほしい」と話した。
FC東京は3日、ブラジル人MFエメルソン(27)を獲得したと発表した。エメルソンは豊富な運動量とドリブルが特長の攻撃的ミッドフィルダー。同日、東京・小平のクラブハウスで正式契約を結び、背番号は15に決定。「リーグチャンピオンになるために頑張りたい」と笑顔で抱負を語った。 城福東京に強力な攻撃の切り札が加わった。エメルソンは172センチと小柄ながら、その攻撃センスは群を抜く。FWの1列後方に陣取り、テクニックと変幻自在のドリブルでゲームを支配。労を惜しまない豊富な運動量で相手守備をかき回し、絶好機を演出する高い能力が魅力だ。 エメルソンはスペイン、ギリシャなど海外でのプレー経験があり、日本での挑戦についても「もちろん自信はある」と気合十分。「得意なのはラストパスとドリブルでゴールに向かうプレー。タイトルを取るため勝利に貢献したい」と表情を引き締めた。すでに知人から日本の情報を取り寄せ、「非常
FC東京が、今季の新戦力としてブラジル人MFエメルソン(27)を獲得することが2日、決定的になった。エメルソンはチャンスメークを得意とする攻撃的ミッドフィルダー。この日午前、成田空港着の航空機で来日し、きょう3日に最終交渉する。獲得が正式決定すれば、あす4日の練習から合流する見通しとなっている。 エメルソンは、ブラジル人特有の高度なテクニックと豊富な運動量が特長の攻撃的MF。172センチと小柄だが実力は折り紙付きで、FC東京は数年前からマーク。城福監督が目指すムービング・フットボールにマッチしそうな逸材だ。今季はギリシャ・イラクレスでプレー。リーグ戦で2得点を挙げているが、今年1月にクラブ側との契約を解除。入団に向け支障はなく、エメルソン本人もFC東京でのプレーを希望、契約交渉は大筋で合意に達している。
【グアム松岡祐司】FC東京のDF徳永悠平(24)が、城福監督の「ポリバレントテスト」を受けた。グアムキャンプ8日目の31日、札幌との練習試合で本職のSBとは異なるプロ初のボランチで起用された。複数のポジションを務める能力は「城福東京」のキーワード。徳永は戸惑うことなく高い適応力を見せ、新たな可能性を感じさせた。 試合前の円陣が解けると、背番号「25」は自陣のピッチ中央に陣取った。任されたのは、早大時代以来となるボランチ。「ミーティングで(ポジションを)聞いて、本人はビックリしていた」(城福監督)というが、開始の笛とともに、その能力の高さを存分に披露した。 攻守のつなぎ役を見事に演じた。DFラインから積極的にボールを引き出して配球。スペースを見つけては飛び出し、SBのカバーにも奔走した。前半15分、ゴール前約23メートルから強烈な右ミドル。同24分には、左SB鈴木とのワンツーで抜け出し、左ク
【グアム松岡祐司】FC東京の城福浩監督(46)が、集中力の欠ける選手たちに激しく「カツ」を入れた。グアムキャンプ7日目を迎えた30日、午後の戦術練習を開始早々に止め、「目を覚ませ! しっかり準備しろ」と猛ゲキを飛ばした。雰囲気はピリッと締まり、全体の動きはペースアップ。豊富な練習メニューとともに、指揮官はあの手この手で選手の意識改革を図っている。 午後の戦術練習がスタートして約1分後、城福監督が初めてカミナリを落とした。ハーフコートの7人対7人の実戦で、集中力を欠く選手に対し、1度目は「目を覚ませ」と厳重注意。だが、その直後にも単純な判断ミスを繰り返したため、練習自体をストップした。
練習試合の仁川戦で右肩を脱臼したDFブルーノクアドロスが29日、前日深夜に到着したチームドクターの診察を受けた結果、右肩鎖(けんさ)関節脱臼で、全治4週間と診断された。今後もチームに帯同して治療に努め、2月上旬にも再検査を受けることになりそうだ。 負傷から一夜明けたブルーノは「1カ月後までには練習に合流したい。開幕までは時間がある」と、3・8神戸戦には間に合うとの見通しを語った。
【グアム松岡祐司】FC東京のDF吉本一謙(19)が2年連続の「開幕先発」に名乗りを上げた。グアムキャンプ6日目を迎えた29日、「試合に出て勝ちたい。今は開幕スタメンしか考えていない」と、3・8味スタ勝利に照準を絞った。「苦しいけど、いい練習ができている」と好感触を口にし、「自分で超えないといけない」と“兄弟子”茂庭らに真っ向勝負を挑む考えを明かした。 城福東京の“出航”に、吉本が力強く立候補した。「やるからには狙っている。2年連続開幕スタメン!!」と強気の公約を掲げた。CB候補には茂庭や藤山に加え、佐原、ブルーノら本命、対抗がズラリと立ち並ぶ中、「誰かが抜けていってくれるわけじゃない。いつかは超えないといけない」。下馬評に耳を傾ける気はない。上を目指す志だけは誰にも負けない。 時計の針が止まっている。昨季の開幕・広島戦。新人ながら先発切符をもぎ取るも、前半29分であえなく交代。「悪いイメー
【グアム松岡祐司】「城福東京」に暗雲が漂った。FC東京のDFブルーノクアドロス(30)が28日、練習試合の仁川(韓国)戦で相手FWと激しく接触して転倒。そのまま病院へ直行し、検査の結果、「右肩鎖(けんさ)関節脱臼で全治2週間−2カ月」と診断された。きょう29日に日本へ戻り、精密検査を受けるが、最悪の場合は手術を受けることになり、守備の要が開幕戦に間に合わない可能性も出てきた。 アクシデントが起きたのは前半22分だった。CBで先発したブルーノが相手のパスを追い、FWと激しくぶつかり合って倒れ込んだ。右肩を押さえ込んでピッチにうずくまり、自力では起き上がれない。約15分後、両脇を抱えられるようにベンチに引き揚げてきたブルーノは、涙を流して泣いていた。 後半途中にグアムの病院へ運ばれ、検査を受けた結果、骨には異常はなかったが、右肩脱臼の診断で長期離脱が決定。クラブ関係者によると、現地の医者の診断
【グアム松岡祐司】FC東京のDF茂庭照幸(26)が自身初のシーズンフル回転に挑む。グアムキャンプ3日目の26日、「年間を通して試合に出て必ず結果を出す」と意欲的に語った。開幕から全力で飛ばし、自己ベストの2005年の試合数32、出場時間2854分の更新が最低条件とした。最近2シーズンは辛酸をなめ続けただけに、「無事故・無違反」でチームを支え抜く覚悟だ。 グアムの暑さに負けじと、茂庭節がギラギラ全開だ。ハードな練習を終えると、南国の青空に誓った。「今年はやってやろうって思っている。やれる自信がある。シーズンを通して試合に出て、チームも個人も結果を残す」。負の茂庭を捨て、強い茂庭を取り戻す戦いが始まっている。 ここ2年は負傷に泣き、昨季は自身2度目の退場処分、決勝PK献上と苦難の連続だった。すべては春季キャンプに起因しているという。代表合流や故障でチームを離れた経験を振り返り、「この時期に体を
【グアム松岡祐司】「城福東京」が早くも実戦モードに突入した。グアムキャンプ4日目を迎えたFC東京は27日、試合を想定した守備の戦術トレーニングに着手した。城福監督は4バックを敷き、個々の距離やラインの上下動、プレッシャーのかけ方といった「城福イズム」をたたき込んだ。試合と同じ90分間の練習中は、常に先を読んで「考える」ことを求めた。“初陣”となるきょう28日の仁川戦が試金石となる。 グアム特有の熱を帯びた空気が漂う練習場で、城福監督の熱気もグングン上昇した。チーム始動後、初の本格的な守備練習。午前の練習前のミーティングで、昨季の映像を見せながら基本動作のポイントを説明すると、ピッチではフルコートの11人対11人が始まった。ただ、簡単な守備のノウハウを伝えると、練習はわずか20分間で終了。「実践編」は午後の練習でみっちり仕込まれた。 まずは、4人対7人の数的不利な状況で4バックの動きを指示。
岡田ジャパンで“第1のジョーカー”となったのが、MF羽生直剛(28=FC東京)だ。後半12分に山岸と交代で出場し、攻撃のつなぎ役として存在感を発揮した。同20分には自ら大久保に好パスを配球し、チャンスを演出。「ベンチに座っているだけだと、足が寒かったから(笑い)」と、豊富な運動量でアピールした。 これまでも“オシムの秘蔵っ子”として、切り札的に起用されてきたが、現代表でも貴重な存在であることを証明。「最初のカードで使ってくれたことには、幸せを感じている。だからこそもっとやらないといけないし、スタメンと比べて足りない部分も考えないといけない。岡田さんの代表でも、少しでも長く入れるようにアピールしないといけない」と生き残りへ必死だった。
【グアム松岡祐司】FC東京の第1次キャンプが24日、スタートした。気温31度の快晴の下、8人対4人の条件付きボール回しや心拍数を上げるフィジカルトレなど、初日から約1時間半のハードメニュー。昨季途中、右ひざを手術したFW赤嶺真吾(24)がチーム練習に初合流し、「これから120%まで上げていきたい」と充実の表情をみせた。
FC東京の現役大学生ルーキーDF長友佑都(21)が、今季の目標を「全試合フル出場」に設定した。23日の練習後、「開幕スタメンはもちろん、1年間ケガなく全試合に出たい」と意気込みを語った。明治大の冬期テストのため、この日から一時離脱。26日から再合流予定のグアムキャンプで、「どんどんアピールするしかない」とメラメラと闘志を燃やした。 長友がルーキーイヤーにでっかい目標を打ち立てた。「全試合フルタイム出場」−。チームでは2005年に土肥、今野が達成するも、06、07年はゼロ。あえて困難なハードルを自ら設定した。
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