ゴールを決めたい−。FC東京のFW平山相太(23)が24日、生粋のストライカーとして得点にかける熱い思いを語った。今季、リーグ12戦無得点。ゴールへの“飢餓”感をにじませ、「得点できなければ自分はクビ」と背水の覚悟を示した。
ゴールを決めたい−。FC東京のFW平山相太(23)が24日、生粋のストライカーとして得点にかける熱い思いを語った。今季、リーグ12戦無得点。ゴールへの“飢餓”感をにじませ、「得点できなければ自分はクビ」と背水の覚悟を示した。
各地で5試合を行い、FC東京は東京・国立競技場でG大阪と対戦し、1−1で引き分けてリーグ戦の連敗を「2」で止めた。前半6分に、昨季まで所属していたFWルーカス(29)に先制点を決められたが、同19分にDF徳永悠平(24)の今季初ゴールで追いついた。前節首位に立った鹿島はアウェーの京都戦で、FW柳沢敦(31)に先制点を浴びるなど1−2で敗れ、連勝は「4」でストップ。きょう17日の結果次第で、首位から転落のピンチを迎えた。 誰もが息をのみ、天を仰いだ。後半ロスタイムも3分を経過。G大阪MF倉田が抜け出し、右足を振り抜く。その直後、悲鳴が歓声に変わる。GK塩田がビッグセーブだ。「悠平が寄せてくれたから。悠平に感謝しないと」。守護神は、今宵の殊勲を徳永に譲った。 終了を告げる笛が鳴ると、徳永、佐原、浅利、長友、平山はピッチに座り込んだ。勝てなかった。公式戦5戦未勝利。にじむ疲労感。ただ、苦しんで苦
ニッポンのエースナンバー「10」を背負い、梶山陽平(22)が世界へ出陣する。「オーバーエージがいなくて負けたと言われたくない。その一体感をチームの力に変えてやりたい」 世界へのリベンジに燃えている。05年のワールドユース(オランダ)。前年に負った左ひざ半月板損傷の影響で、満足できるプレーができなかった。その悔しさは、今も忘れていない。 「あそこから五輪を意識し始めた。出てみたいなって」。五輪はテレビで見る“お祭り”から、プレーするべき世界大会に変わった。だからこそ、結果、内容にこだわる。「目指すのは金メダル。1試合でも多くプレーして、経験につなげたい」と言い切った。
FC東京のFW平山相太(23)が「鹿島のカベ」をぶち破る。11日、アウェー・鹿島戦(13日、カシマ)に向け、フォーメーション練習で約1時間、汗を流した。対鹿島は通算4勝3分け9敗、カシマスタジアムでわずか1勝と相性は最悪。頼りになるのは「鹿島戦デビュー」となる平山だ。初陣の背番号「13」が、苦手データの“雑音”をゴールで封じ込める。 相性も不吉なデータも、この男にはまったく関係ない。「(鹿島は)中盤はうまい。守備は堅くて勝負強い。でも、全部イメージですけどね」。苦手の鹿島戦といっても、平山にとっては初顔合わせ。06年9月の対戦はコンディション調整のため。07年5月、同6月の対戦は戦力的な理由で、いずれもベンチ外だった。だから!? 苦い過去を払しょくする必要もない。「次、勝ちますよ。絶対に勝ちます」と自信の笑みを浮かべた。 自信の裏付けは、動きの軽さだ。パスサッカー仕様の体を作ろうと、土斐崎
右足首を痛めていたFC東京のDF長友佑都(21)が10日、復帰後初の実戦に参加した。栃木国体選抜との練習試合で20分間出場。長友は「早く試合に出たい。北京五輪も出て〜」と手応えをつかんだ様子。13日の鹿島戦(カシマ)を前に、2連敗中のチームにも明るい兆しが見えてきた。 愛称「ゴリラ」の長友が、38日ぶりにフィールドという野に放たれた。開始早々から自らのテリトリーであるタッチライン際を、弾丸のごとく駆け抜けた。45分×2の練習試合の1本目に先発。20分間と短い時間で、7度もオーバーラップを披露した。 故障中、ただ、スタンドから試合を見ていたわけではなかった。「最近のチームは、足元へのパスが多かった。裏にどんどん出ていき、相手の嫌がるプレーを出そうと思った」。リーグ再開後、未勝利のチームを冷静に分析し、勢いを生み出した。
右足首痛で戦列を離れていたFC東京の日本代表DF長友佑都(21)が9日、チーム練習に完全合流した。主力組の攻撃練習に加わり、対人プレーで実戦感覚を確かめた。長友は6月2日のオマーン戦で右足首を負傷。同中旬に重傷と判明後、リハビリを余儀なくされていた。長友は「思っていたより動けた」と手応え十分。戦列復帰が秒読み段階に入り、五輪代表入りも見えてきた。 ギアを、ほぼトップに入れた状態で走り回った。忘れかけていた感触を楽しむように、必死にボールを追った。負傷から37日。まだ100%の状態ではないが、長友は「あれだけできれば手応えがある」。俊敏さ、力強さが戻り、順調な回復ぶりに笑みが絶えなかった。
電車の中で読むのは、少し勇気がいる。岸本佐知子さん(47)のエッセー集のことだ。笑いがこみ上げてきて思わず噴き出し、周囲の視線が気になることに−。
FC東京のMF石川直宏(27)が得意の「突破」で先発再奪取をアピールした。6日、サテライトリーグ・鹿島戦に先発出場し、1ゴールを挙げた。前日5日の浦和戦で露呈したアタッキングサードでの「仕掛け」不足を意識し、DFライン裏への抜け出しとドリブルでのサイド突破で再三、絶好機を演出した。 鋭利な「武器」となった。前半11分のPK、石川は冷静に左隅へ沈めた。だが、ハイライトはそのゴールへ向かう動きにある。直前の同10分、栗沢と赤嶺のパス交換の瞬間にグイッと加速。右サイドからエリア内中央に走り込んで縦パスを受けると、DFはたまらずファウルを犯した。強引な進入がゴールを呼んだ。 「ボールを回し続ける中で仕掛けるのはすごく勇気がいる。でも、自分の武器は仕掛け。周りと同じプレーをしていたら自分にチャンスはない」。チームに欠けていた強引な突破者−。前へ、前へと突き抜けようとするその強い意志が、反攻に必要な条
「赤い呪縛(じゅばく)」が解けない。追い詰めたが届かない。2失点の敗戦に「惜しかった」の言葉は必要ないだろう。後半、圧倒的に試合を支配しながら、ゴールは遠かった。東京は仕留め切れず、浦和には仕留められた。指揮官が言う「(トップクラブとの)位置付けを確認する戦い」。その差をどう認識するか、だ。
左目上周辺を負傷しているFC東京DF佐原秀樹(30)が3日、アウェー浦和戦(5日、埼スタ)への強行出場を志願した。先月29日の千葉戦で痛めた左目は青く腫れ上がって内出血し、縫合した額、こめかみにもまだ強い痛みがあるが、「やれと言われればやれる。個人的には出たい」と悲壮な覚悟を明かした。 腹をくくった。出場の2文字以外は頭にない。再開後、チームは1分け1敗と停滞。しかも、「3強3連戦」の第1Rはアジア王者・浦和だ。「いかにしてチームとしてまとまるか。結束すれば、東京は強いチームだから」。強い気持ちで、体を張って戦う。戦闘心を体現するため、痛みをこらえピッチに立つ決意だ。 奮い立つ理由がある。スタンド観戦した前日2日の大分戦。「元気がない。アグレッシブさがない。ホームなのに、負けているのに…」。仲間のために何もできない歯がゆさが込み上げた。気丈に振る舞い練習するが、依然として痛みは治まらず、視
声はかれ、顔は紅潮していた。その姿が敗れたふがいなさを表していた。試合後、城福監督は自身のさい配を責めた。 打つべき手を打ち、取るべき策を取った末の惜敗。プラン通りに進めながら、結果的にはその戦略が裏目に出た。1−1の後半18分、満を持して投入したカボレが大ブレーキ。まるで動かない。いつものゴールへ向かう迫力はなく、指揮官の〓咤(しった)にも反応しない。「やれることのすべてをやったのか。やれるのにやっていないことに憤っている」。個人名こそ挙げなかったが、城福監督の怒りはエースに向けられた。 前戦、6月29日の千葉戦から先発を7人も入れ替えた。序盤は「意気込みが空回り」(城福監督)したが、フレッシュな布陣は徐々に息を吹き返した。1点ビハインドの前半ロスタイム。梶山、平山とショートパスをつなぎ、最後は石川が冷静に流し込んだ。221日ぶりの今季1号同点ゴール。スタジアムのボルテージは最高潮に達し
FW近藤祐介(23)が埼玉県内の病院で左ひざの手術を受けると発表した。入院、全治期間は8日の手術後に明らかにされるが、長期離脱の可能性が高いという。近藤は6月29日の千葉戦に途中出場。左ひざの違和感を訴え、翌30日に精密検査を受けていた。
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