【上海=小高航】中国の政府系機関、中国電子商会と日本企業5社が日本の介護用品を中国国内でネット通販する事業に乗り出す。5月から車いすや介護用ベッドなどを病院や介護施設、個人に販売する。中国では高齢化が急速に進んでおり、高品質で多機能な日本製品のニーズが高いと判断した。 *中国電子商会は中国の業界組織、电子信息产品生产经营者的行业社团。提供商会新闻、展会活动、行业报告。 中国側からは中国電子商会と介護用品を手掛ける銀色高科(北京市)、日本側から専門商社の菅原(北九州市)などが参加し、日本の介護用品を専門に扱う電子商取引(EC)サービスを始めることで合意した。銀色高科が専用のホームページや物流ルートを整備し、5月1日から日本の介護用品を手軽に購入できるようにする。 まず車いす製造大手の日進医療器(愛知県北名古屋市)や電動ベッドのプラッツなど5社が約160種類の介護関連用品を供給する。数年で10