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  • テロリストと仲よくし、安倍首相は辞任せよという元官僚たち : 池田信夫 blog

    2015年02月05日10:01 カテゴリメディア テロリストと仲よくし、安倍首相は辞任せよという元官僚たち IS(イスラム国)の事件では、テロリストに同情的な官僚OBが意外に多い。特に目立つのが、「報道ステーション」で7分近くも安倍首相を批判した古賀茂明氏だ。憲法では そんな「日のこと攻めて来ないような人たちの事を一方的に敵だなんて絶対に思いませんよ」と、もうなるべく多くの人と仲良くしたいんですよと、そういう国が日なんですよ、日人なんですよっていう事を、もう1回ここでですね、世界に僕はアピールしていく必要があるだろうなと。これが霞ヶ関で審議官までやった人のコメントとは信じられないが、小泉内閣の内閣官房副長官補だった柳澤協二氏(防衛省出身)も安倍首相の演説を「挑発だ」と批判し、「首相が辞めるのが、やってみる価値はある」と主張した。 外務省国際情報局長だった孫崎享氏は、「安倍外交が『イ

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  • イスラムは寛容になれるのか : 池田信夫 blog

    2015年01月26日00:27 カテゴリ イスラムは寛容になれるのか 今回のイスラム国の事件をみていて、Economistの記事を思い出した。筆者はパリの事件にコメントしているのだが、論点は今回の事件と同じく、イスラムが寛容を知らないという問題である。 普通は「改革者」だと思われているルターは、この点ではカトリック教会より強硬に神の意志を絶対化し、彼を批判する者を迫害した。これに対して、かつてルターとともにカトリック教会と闘ったエラスムスは、彼の不寛容を批判し、『自由意志論』を書いた。ホイジンガは、その主張をこう紹介している:自由意志を承認しなければ、神の正義、神の慈悲という言葉は意味がなくなる。もし一切が単なる不可避の必然性によって起こるものなら、聖書の教訓、非難、勧告はどんな意味があるというのか。これに対してルターは『奴隷意志論』を書き、エラスムスを嘲笑した。彼はその百姓的な情熱で

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  • グローバル資本主義と「主権者」の不在 : 池田信夫 blog

    2015年01月16日18:11 カテゴリ グローバル資主義と「主権者」の不在 アゴラの書評の補足。資主義が主権国家を無力化すると、ホッブズの想定した「自然状態」がグローバルに出現する。これはゲーム理論でいう囚人のジレンマだが、彼が想定したのは思考実験ではなく、17世紀のイギリスで続いた内戦である。 それを解決する主権者も、ジェームズ1世やチャールズ1世などの世襲の国王だった。「万人の万人に対する闘い」も観念的な紛争ではなく、戦争である。権利侵害の最たるものは他人の身体の自由を奪う暴力だから、もっとも重要な契約は安全保障なのだ。 20世紀には国家に管理されていた資主義がホッブズ的な状態に戻りつつある原因は、逆説的だが、この安全保障の問題が緩和されたことだと思う。人々がつねに命の危険にさらされている自然状態では、ホッブズもいうように「勤労も耕作も航海も行なわれない」。経済が成り立つに

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  • 福田恆存の常識論は安倍晋三氏のユートピア : 池田信夫 blog

    2014年12月26日00:51 カテゴリ 福田恆存の常識論は安倍晋三氏のユートピア 安倍首相には「右翼」というレッテルがついて回るが、彼の政策は右派ではない。安全保障政策は常識的だし、経済政策はむしろ左派だ。田崎史郎氏によれば、安倍氏の靖国参拝の動機は、第1次内閣を投げ出して批判を浴びた失意の時期に、彼を助けてくれた保守派への「恩返し」だという。 そういう保守派論客の元祖が福田恆存だが、書に集められた評論にみられるのは、一般のイメージとは違って英米的な個人主義だ。彼は戦前も全体主義を嫌悪し、自由主義を擁護した。彼が社会主義を批判したのも、それを「左の全体主義」とみたからだ。しかし現実の政治では一貫して主流だった保守派は、論壇では一貫して傍流だった。主流派が東大法学部などのアカデミズムにいたのに対して、傍流は作家や評論家で、質量ともに劣っていた。その中でもっとも高水準だった福田でさえ、

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  • マルクスの理想を実現した日本 : 池田信夫 blog

    2014年12月01日23:50 カテゴリ経済 マルクスの理想を実現した日 「そこまで言って委員会」でちょっと気の毒だったのは、「資主義の崩壊」で出てきた的場昭弘氏だった。私はもっと教条的なマル経かと思っていたのだが、番組のあと控え室で「ブログはいつも読んでます。池田さんのマルクス解釈は正確です」とお墨付きをもらった。 そのとき彼と(意外にも)意見が一致したのは、マルクスの構想していたのは「生産手段の国有化」ではなく、アソシエーションだったということだ。これは柄谷行人氏がNAMというコミューンで実験し、的場氏も参加したらしいが、「アソシエーションはだめだということがわかりました」という。 アソシエーションの元祖は、マルクスが『哲学の貧困』で罵倒したプルードンである。マルクスは、自分の思想がプルードンのまねであることを隠すために、わざわざ1冊のを書いてプルードンを罵倒したのだろう。まも

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  • 竹田恒泰は嘘つきである : 池田信夫 blog

    2014年11月30日23:31 カテゴリメディア 竹田恒泰は嘘つきである さっき配信したメルマガでも書いたが、きょう放送の「たかじんのそこまで言って委員会」で竹田恒泰の言っていた「チェルノブイリで5万5000人死んだ」という話は嘘である。2000年4月27日の朝日新聞によれば、事実はこうである。チェルノブイリ原子力発電所の事故からちょうど十四年がたった二十六日、ロシアのショイグ副首相は事故処理にあたった旧ソ連の約八十六万人の作業員のうち、放射線障害などでこれまでに五万五千人が死亡したことを明らかにした。BBCは55000人に「死亡または重い障害がある」と書いており、放射線との因果関係には言及していない。ロシアの男性の平均寿命は50代なので、事故から15年で86万人の1/15ぐらい死ぬことはありうる。いずれにせよこれは中間的な推計であり、2012年に出たロシア政府の最終報告書の結論はこうだ

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  • プライマリーバランスを黒字化する唯一の方法 : 池田信夫 blog

    2014年11月15日01:00 カテゴリ経済 プライマリーバランスを黒字化する唯一の方法 「消費税先送り解散」に対して、野党はどこも反対しない。三党合意の当事者だった民主党も、野田元首相まで「先送りやむなし」だ。国会は無責任な自民党に対して歯止めをかける党のない「オール野党」になってしまった。日米開戦を決めたときも、こんな感じだったのだろう。 「増税先送りで成長率が上がればプライマリーバランス(PB)が黒字になる」というのは、論理的にはありうるが、問題は何%の成長率が必要かである。内閣府の推計によれば、図のように「経済再生ケース」で平均3.3%の名目成長率を想定してもPBは黒字にならないが、政府債務残高(対GDP比)は収束する。しかし2.1%の「参考ケース」だとPBの赤字は増え、政府債務は発散する。 しかもこれは消費税10%の場合だ。8%のままで名目成長率が1%程度だと、政府債務は参考ケ

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  • 解散・総選挙は合理的である : 池田信夫 blog

    2014年11月11日16:40 カテゴリ法/政治 解散・総選挙は合理的である 急に解散風が吹いてきた。政治部の記者は、政策はアマチュアだが政局はプロなので、彼らの解説は信用できる。12月2日解散で14日投開票というスケジュールが有力らしい。その理由は消費税ではない。内閣支持率である。政治家が使うNHKの世論調査で、支持率は8%落ちて44%になった(社会実情データ図録)。 これはアベノミクスへの期待が消えてきたことを反映していると思われる。このままでは、来年はもっと悪くなる。4月の統一地方選挙と同時という説もあるが、それより今のほうがいい。秋の総裁選の後という説もあるが、来年後半以降になると、経済がボロボロの状態で解散に追い込まれる麻生内閣のパターンになる。 経験則によれば、自民党の得票率は内閣支持率にほぼ比例する。麻生首相のように15%という末期的な状態で解散すると、惨敗する。今のうちな

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  • 「G型幻想」を捨てよう : 池田信夫 blog

    2014年11月07日10:28 カテゴリ 「G型幻想」を捨てよう 冨山和彦氏のG型/L型モデルでみると、日経済の問題がすっきり整理できる。今まで経済学者も官僚も、G型が無条件にいいと信じて「スーパーグローバル大学」などの恥ずかしい政策を打ち出し、それに反発する側は、書のように「反グローバリズム」をとなえる。 書は「原発をやめてもバイオマスで経済は回る」という主張である。もとはNHK広島のローカル番組らしいが、テレビ的な「おもしろ話」ばかりで、マクロ経済をみていない。経産省の資料でもわかるように、バイオマスは電力の0.5%にも満たない。木材でG型産業が成り立たないことは自明である。 G型は労働人口の2割に満たないが、GNI(GDP+企業の海外収益)でみると3割以上を稼いでいる。ピケティも指摘するように、グローバル資主義はGDPではなく国民所得(GNI)でみることが重要だ。海外収益

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  • フランクフルト学派の負の遺産 : 池田信夫 blog

    2014年10月30日12:04 カテゴリ フランクフルト学派の負の遺産 英語で慰安婦問題について書くと"Holocaust denier!"という類の悪罵が飛んでくる。「日人はドイツ人のように戦争犯罪を反省していない」という話がよくあるが、ホロコーストは単なる戦争犯罪ではなく、ヒトラーでさえ隠した絶対悪である。それに比べれば、日が第2次大戦でやったことは(第1次大戦のような)普通の戦争犯罪にすぎない。 ドイツ人は戦後ずっと、ホロコーストの十字架を背負って生きてきた。彼らはそれをせめて合理的に理解しようとしたが、それは不可能だった。殺した人数でいえばスターリンの粛清や毛沢東の大躍進のほうが多いが、これには共産主義という大義があった。それに対してホロコーストには、何の意味もないのだ。 ホロコーストで恐るべきなのはヒトラーの狂気ではなく、それに従って多くのドイツ人がユダヤ人を合理的に虐殺

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  • 「住民の同意」が阻むエボラ出血熱の検査 : 池田信夫 blog

    2014年10月25日22:44 カテゴリ法/政治 「住民の同意」が阻むエボラ出血熱の検査 エボラ出血熱の患者は、アフリカからアメリカに広がり、日でも検疫体制が強化された。このウイルスは患者の体液を体内に入れないと感染しないので、先進国ではそれほど恐れる必要はないとされるが、今のところ完全な治療法がない。さらに問題なのは、日ではこれを検査するバイオセーフティレベル(BSL)4の検査施設が稼働していないことだ。 BSLは感染症の危険性を示し、すでに検査施設はある。1981年に国立感染症研究所村山庁舎(東京都武蔵村山市)ができ、理化学研究所バイオリソースセンター(茨城県つくば市)にもBSL-4に対応する高度な安全性を備えた施設があるが、周辺住民の同意が得られないため、稼働できない。このため、国内では治癒したかどうかの判断ができないので、海外に検体を送らないといけないという。 日学術会議は

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  • 朝日新聞の第三者委員会の現状 : 池田信夫 blog

    2014年10月21日00:48 カテゴリメディア 朝日新聞の第三者委員会の現状 きのうの言論アリーナは、注目の朝日新聞の第三者委員会の委員になった田原総一朗さんの話。意外なのは、朝日の社内でまだ(社会部を中心に)徹底抗戦派が多数だという話だった。「強制連行はなかった」という点は彼らも認めるのだが、「強制性はあった」という。 それは強制性の定義しだいだが、吉見義明氏のように「植民地で行なわれたことはすべて強制だ」と定義すれば、それがあったことは自明だ。そういうトートロジーは人畜無害なので、言いたければ言えばいい(定義の注釈つきで)。その代わり広義の強制性については日政府はすでに謝罪も賠償もしたという事実を、朝日新聞は世界に伝えるべきだ。 河野談話についても田原さんと私の意見は同じで、これを「強制連行を認めた」と解釈するのが間違いなので、朝日が強制連行を報じた植村記者の記事は誤りだったとい

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  • 北朝鮮が「地上の楽園」だった時代 : 池田信夫 blog

    2014年10月12日13:16 カテゴリ法/政治 北朝鮮が「地上の楽園」だった時代 ハンキョレ新聞が、朴槿恵大統領のやり方は父親と似てきたと論じている。そのころを体験した人は少ないと思うので、メモしておこう。 私が大学に入った70年代、韓国は朴正煕の軍事政権で、言論弾圧の嵐が吹き荒れていた。弾圧は今の中国ロシアより激しく、日でも民主化を支援する運動が起こった。東大でも和田春樹氏が中心になって支援運動が起こり、私も募金を手伝ったりしたのだが、ある日、向こうの運動体から「支援をやめてくれ」という連絡が来た。日人が支援しているとわかると、他の韓国人が反発するからだという。 当時は北朝鮮が「地上の楽園」で、韓国は軍事政権の最悪の国ということになっていた。朝日新聞などが先頭に立って、北朝鮮への帰国事業を支援し、1984年に終わるまでに9万人以上が帰国し、一人も戻ってこなかった。これは慰安婦な

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  • 戦後リベラルの「焼け跡」から : 池田信夫 blog

    2014年10月06日22:28 カテゴリ 戦後リベラルの「焼け跡」から 私は朝日新聞に代表される通俗的な「戦後リベラル」には何の価値もないと思うが、丸山眞男に代表される日の自由主義の伝統は、継承する必要があると思う。書は今年まで営々と続けられた彼の座談を集める作業の最終巻だが、たとえば彼の次のような言葉は、集団的自衛権を拒否することがリベラルの生命線だと思っている人々には驚きだろう。今の日の問題提起が、マスコミ、社会党も含めておかしいのは、日国憲法を守れという一国平和主義。つまり一国平和主義対PKOという対立になっている。こんなおかしなことはないんですよ。国連至上主義でいいんだ。国連至上主義を貫くためには、国連の機構を根的に改革しないといけない。(p.146)ここで丸山はPKO(国連平和維持活動)に賛成し、集団安全保障が未来の国家の姿だと考えている。この立場から、彼は社会党や

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  • 格差是正措置はもう必要ない : 池田信夫 blog

    2014年10月02日11:41 カテゴリ法/政治 格差是正措置はもう必要ない 在特会のコアの勢力は大したことないが、ベストセラーになったりして、彼らの主張が社会的な共感を得ているようだ。これに私が「どっちもどっちだ」とコメントしたら、在特会と「しばき隊」の両方から反論が来た。在特会の主張は、たとえばこんな感じだ。@ikedanob @ZAPPAmanx 池田先生、これらの在日だけの特権も問題では?東京23区では在日朝鮮人の子供に補助金が支払われ、江戸川区では、朝鮮学校は1人につき年間19万2000円。南朝鮮・中華学校には1人年間18万円が給付 pic.twitter.com/C16GEfKIRE— T,Yamato (@Yamato2010s) 2014, 10月 1 これに対して「しばき隊」側の代表は、こういう調子だ。@ikedanob 脅迫と抗議を一緒にして「どっちもどっち」見たいな

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  • 言論を封殺するのは在特会ではない : 池田信夫 blog

    2014年10月01日00:02 カテゴリ 言論を封殺するのは在特会ではない 書は在特会の会長のだが、ここ5日ほど、ずっとアマゾンのベストセラーのトップだ(0時現在)。中身はよくある「嫌韓」のコピペで取るに足りないが、有田芳生氏などの「しばき隊」が撤去させたり、書泉グランデのツイッター騒動などで、かえって売れ行きが上がったのだろう(リンクは張ってない)。 最近こういうネトウヨがよく話題になるが、その組織は小さい。在特会のデモも100人ぐらいで、「しばき隊」のほうが多いぐらいだ。それなのに「ヘイトスピーチ規制」や国会議員とのツーショットが話題になるのは、民団の組織力のおかげだろう。 朝日新聞OBを右翼が脅迫したことが話題になっているが、これは手紙を出しただけで、実際にテロをやる力はない。これに私が「自業自得」とコメントしたら騒いでいる連中がいるが、正確にいうと朝日の罪のほうが右翼より

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  • 「朝日新聞の正義」の賞味期限はとっくに切れた : 池田信夫 blog

    2014年09月16日00:02 カテゴリメディア 「朝日新聞の正義」の賞味期限はとっくに切れた 朝日新聞が慰安婦問題を吉田調書と一緒に出したのは、ダメージを薄めるためだろうが、この二つの誤報には共通点がある。それは多くの人が指摘する、正義のためなら事実を曲げてもいいという社風である。 同業者からみると朝日の記者は思い込みが強く、話が画一的なのだが、彼らのツイッターをみると、自分では「自由闊達な社風」と思っているようだ。その原因は私の印象では、朝日の記者は正義の存在を信じているためだと思う。NHKも読売も、権力に片足を突っ込んでいるので、自分が純粋だと思ったことはないが、朝日の記者は自民党政権に対峙して純粋な正義の立場から「国家権力を監視」しているつもりなのだ。 このため55年体制では社会党を支援し、最近では民主党政権を支援する姿勢をはっきり打ち出し、それにそって報道した。原子力については

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  • 朝日新聞の市川速水報道局長が日韓関係をぐちゃぐちゃにした : 池田信夫 blog

    2014年09月06日10:29 カテゴリメディア 朝日新聞の市川速水報道局長が日韓関係をぐちゃぐちゃにした 朝日新聞が次々におもしろい話題を提供してくれるので、私の『朝日新聞 世紀の大誤報』(仮題)というの原稿がなかなか終わらない。またけさの紙面で、東京社の市川速水報道局長が池上氏の原稿を没にした経緯を説明している。8月5、6日付朝刊で慰安婦問題特集を掲載して以来、社には言論による批判や評価が寄せられる一方で、関係者への人権侵害や脅迫的な行為、営業妨害的な行為などが続いていました。こうした動きの激化を懸念するあまり、池上さんの原稿にも過剰に反応してしまいました。つまり市川氏は、池上氏の原稿が「人権侵害や営業妨害」になると判断したようなのだが、いったいどこがそれに該当するのか、何も書いてない。「過ちを訂正するなら、謝罪もするべきではないか」と書かれると、社長が謝罪に追い込まれることを

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  • 冷戦という物語の終わり : 池田信夫 blog

    2014年09月07日12:07 カテゴリ 冷戦という物語の終わり アゴラの書評の補足。ナショナリズムは確かに危険な物語だが、それなしで国家は成り立たない。それが17世以降のヨーロッパでつくられた「想像の共同体」であることも事実だが、それは虚偽であることを意味しない。すべての共同体は、想像上の物語だからである。 坂多加雄は「国家の質は物語である」と説き続けた。彼も丸山眞男に従って国家はフィクションだという認識から出発するが、それは共有される物語として人々の脳内に実在する。彼が批判するのは、女性国際戦犯法廷を企画した高橋哲哉氏の「ナショナル・ヒストリー」否定論である。 高橋氏は「日人は自国史を語る資格がない」という。その代表的な事例が、慰安婦の強制連行だ。彼は元慰安婦の物語だけを信じて、日人の「戦争犯罪」を指弾する。被害者であるアジア諸国のナショナリズムは肯定するが、加害者の日

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  • 慰安婦問題を「南京大虐殺」と混同するな : 池田信夫 blog

    2014年09月02日22:40 カテゴリ法/政治 慰安婦問題を「南京大虐殺」と混同するな 欧米メディアは、彼らの依拠していた朝日新聞の突然の敗北宣言に沈黙を守っているが、きょうNYTの田淵記者はこうツイートした。Far-right magazine selling out in Japan after declaring "comfort women" bogus, says Nanking Massacre next pic.twitter.com/9CDkfGDgqb— Hiroko Tabuchi (@HirokoTabuchi) 2014, 9月 2 私のところにもWiLLを贈ってきたが、読むに耐えない古いプロパガンダのくり返しだ。彼女の問題にしている南京事件の話は、藤岡信勝氏の記事の中に3行ほど書かれているだけだが、これと混同することは大きな間違いだ。日軍が1937年に南京を

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