リトアニアの青年のカイリースが日露戦争によるロシアの敗北に衝撃を受けて 日本という国がどういう国かを熱く語った本を出した かなり正確な歴史や文化や風俗の記述があり 明治維新やその近代国家を賞賛する一方で ロシア側の活動家の影響もあって労働者や農民への抑圧を批判する これはロシアへの批判にも重なっているんだよな それはリトアニアの独立運動にも大きな影響を与えることになる というか日本に託してリトアニアのあるべき未来を語った本ともいえる 戦間期には独立を果たすも独ソの狭間で圧迫されて さらにはソ連の傀儡政権によってソ連への併合を強いられる そしてドイツへの協力者も独立活動家も虐殺されるのである 親友だったストメナとは袂を分かつが、そのストメナは独裁政権を築く 対してカイリースは大学の教員や水道技術者として活躍して その下水道網は活動家が脱出するルートにもなったんだという 在宅中なのに不在票?