(CNN) スイスの警察当局は27日までに、同国西部のオルブ町にある刑務所で国際的な宝石強盗団「ピンク・パンサー」の構成員を含む脱獄事件が発生、逃げた2人を追跡していると発表した。 同町が位置するボー州の警察当局によると、事件は25日夕に起き、逃走した受刑者の1人はボスニア・ヘルツェゴビナ出身のミラン・ポパリッチ受刑者(34)で、ピンク・パンサーの構成員。同受刑者はスイス西部ヌーシャテルの宝石店で起きた強盗事件に関与し、投獄されていた。 脱獄した別の受刑者(53)は連続犯罪で収監されていたが、ピンク・パンサーとの関係は不明。 国際刑事警察機構(ICPO)によると、ピンク・パンサーは欧州、中東、アジアや米国で高級宝石店を狙った武装強盗を重ねている。構成員は数百人規模とされ、一味が強奪した貴金属類は1999年以降、3億ユーロ相当とされる。東京の宝石店も2007年に被害を受けた。 スイスの警察当