米海兵隊第3海兵遠征軍の司令官交代式が19日、キャンプ瑞慶覧(沖縄県北谷町など)であり、新司令官にウィスラー中将が就任した。在沖縄米軍トップの沖縄地域調整官を兼任する。式典には沖縄県の川上好久副知事らが出席した。 海兵隊は新型輸送機MV22オスプレイを7月下旬に岩国基地(山口県岩国市)に陸揚げした後、普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に追加配備する予定。 ウィスラー氏は式典後の取材に、オスプレイは現在配備されているCH46中型ヘリコプターより静かで航続距離も長いと強調。「本土訓練や自衛隊と連携した訓練は増えていく」と述べた。 海兵隊によると、ウィスラー氏は過去にも沖縄での勤務経験があり、第1海兵航空団の海兵航空支援中隊副司令官を務めた。直前は首都ワシントンで計画・資源部副総司令官だった。 前任のグラック中将は米国に戻り、戦闘開発統合副司令官となる。