海上から引き上げられる東日本大震災の津波で宮城県気仙沼市から流された漁船=福井県坂井市三国町沖で、敦賀海上保安部提供 敦賀海上保安部(福井県敦賀市)は3日、福井県坂井市三国町の北西沖約76キロの日本海で、東日本大震災の津波で宮城県気仙沼市から流された漁船を発見したと発表した。この漁船は6月中旬に沖縄県近海で確認されたが、天候が悪く、回収できなかったという。同保安部は、漁船が米国沖の太平洋を漂流後、フィリピン沖を経由して日本海に流されたのではないかと推測している。 【辛坊治郎さん】 10日からレギュラー復帰 読売テレビ 同保安部によると、3日午前7時10分ごろ、貨物船から「無人の漁船(長さ約5.6メートル、幅約1.5メートル)が浮いている」と通報があった。巡視船が現場で確認したところ、船に書かれた登録番号から気仙沼市の漁師、村上千代志さん(56)所有の漁船と分かった。 船は一部の塗料がは