セキュリティ人材、迷走然々 情報の価値で重要なのは「情報のTTL(生存時間)」 東京電機大学 未来科学部 情報メディア学科 猪俣 敦夫 教授 東京電機大学の猪俣です。奈良先端大や大阪大学でも教育や研究活動をしています。セキュリティ関係では一般社団法人JPCERTコーディネーションセンターで理事、一般社団法人公衆無線LAN認証管理機構では代表理事もしております。元々は数学科出身で暗号を中心として今も教育、研究を続けています。その中でも楕円曲線暗号は長い時間私たちの生活において日の目を見なかった悲しい分野でしたが、ブロックチェーンをはじめとした分野でようやく実を結んできたと感じているところです。今日は関西で長年人材育成をしてきた経験を踏まえ、教育の立場での話をしていきます。 セキュリティ人材はいま盛り上がり過ぎて、何かおかしなことになっていないでしょうか。いろんな「かだい」があります。まずは「