焼き付き(やきつき)とは、 内燃機関において、シリンダー又はピストンに傷が入る現象である。 軸受、プレス金型、切削工具、ねじが摩擦熱で過熱し、材質表面が変質(焼き戻し、焼入れ、焼きなましなど)した状態、あるいは摩耗・溶解してしまう状態をいう。 両者とも、専門的には摩耗の一種である凝着摩耗、en:adhesive wear(かじり、en:Galling)の結果発生するものであり、英語圏ではこうした現象を総称して発作を意味するSeizure(シーザー)、またはen:Seize(シーズ)と呼ぶ。 概要[編集] 内燃機関における焼き付き[編集] 焼きつきにより縦傷が入った2ストローク50ccエンジンのピストン 主に自動車、二輪車等の内燃機関は、高速でピストン運動をしている。焼き付きとは、油圧の低下などの原因[1]や、エンジンオイルの品質・管理不良などの原因[2]で、普段シリンダーとピストンの間にあ