どうです?この姿、南の青い空が本当に似合いますよね。 まるで南国生まれな気もしてくるこのシュロ。でも実は原産地はアジア圏。 古くは弘法大師の時代にまで遡り、中国から種子を持ち帰った大師が寺院の庭先にまいたのが始まりという説があります。無駄にするところが無いと言われるシュロは、今日まで日本の生活の色々な場面に深くかかわってきました。 そう聞くとどことなくエキゾチックな雰囲気があるようにも見えてきませんか?身近なようで意外と知らないシュロの基本とその魅力に触れてみましょう! シュロの基本情報科名シュロが仲間とするのは皆さんご想像の通り、ヤシ目ヤシ科です。シュロ属は「ワジュロ」と「トウジュロ」に区別されており、一般的にシュロ、というとワジュロを指しています。 ワジュロは暖地に自生する常緑高木です。トウジュロは日本では自生するものはありません。庭園・公園樹として植えられている常緑小高木です。市街地