民主党の前田雄吉衆院議員(比例東海)の政治団体がマルチ商法業界から講演料名目で資金提供を受けていた問題で、前田議員は14日午後、釈明のため記者会見すると発表したが、「資料がそろわない」として一転、会見を中止した。 前田議員は当初、「火事で関係資料が燃えてしまい調査に時間がかかった」とするコメントを発表。同日夜に会見すると報道各社に伝えながら、間もなく「大変申し訳ないが延期する」とファクスで知らせた。 一方、2005年から昨年にかけてもマルチ商法の業界団体や業者から、寄付金や講演料として計510万円を受け取っていたことが新たに判明。代表を務める民主党支部の政治資金収支報告書に記載されていた。(共同) [2008年10月14日22時22分]