ロシア正教で「主の洗礼祭」に当たる19日、凍結した海や川、湖などの氷をくりぬき、信者が斎戒沐浴(もくよく)する伝統行事がロシア全土で行われた。プーチン大統領も19日未明、モスクワ北西にあるトベリ州のセリゲル湖で氷点下に冷え込む寒さの中、上半身裸で参加した。 ロシア正教では、キリストが洗礼を受けたとされるこの日、聖職者が清めた水が聖水に変わり、飲んだり浴びたりすることで無病息災につながると信じられている。 ペスコフ大統領報道官によると、プーチン氏が沐浴するのは初めてではないが、ロシア大統領府が公開したのは初めて。 ロシア内務省によると、18日夜から19日未明にかけて全国で約180万人が沐浴した。(共同)