野球などと比べても、サッカーはプレーが止まる時間が短い競技だっただけに違和感は大きい。スムーズな導入に向けて課題は山積だ。 スポーツ専門のOTTサービス『DAZN』でブンデスリーガの解説を担当していると、ふと言葉に詰まるときがある。いわゆる“想定外”が起きた場合だ。そうした事態を防ごうと念入りに準備しても、クエスチョンマークが浮かぶ瞬間があるのだ。 例えば、第11節のボルシアMG対マインツで、後者のGKロビン・ツェントナーがボールを空振りしたシーン。バックパスを処理できなかったわけではない。トラップしたボールが後ろに転がっているのに気付かず、その場で右足を振り抜いてしまったのだ。担当試合ではなかったものの、この珍プレーを見たときはさすがに言葉を失った。本人曰く「ペナルティースポットがボールに見えた」とか……。 VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)も難しい。周知のとおり、ミスジャッジを
![もうビデオ判定の導入は止まらない。ブンデスで試行錯誤中。日本の運用は?(遠藤孝輔)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b4b4a4418ffc7ceb4ca7a5faf9b01410e1a96793/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F0%2F8%2F-%2Fimg_0832428e5887cac449811f8714a3364481678.jpg)