フランスのリールで行われた日本vs.ブラジルの取材を終えて、次の試合会場であるベルギーのブルージュに到着したのは現地時間11月11日のことであった。列車を乗り継いで、およそ2時間半の移動。リールもブルージュも、いずれも旧フランドル伯領に属していたので、文化的には近しいものを感じる。ただしブルージュは、ベルギーの中でもオランダ語圏のフランデレン地域に位置するため、リールに比べて英語がよく通じる。国境と文化圏、そして言語と民族がさまざまな形で交錯するヨーロッパは、どこを訪れても興味深い。 ブルージュを訪れるのは、実に17年ぶりのこと。オランダとベルギーで共同開催された欧州選手権(ユーロ)2000の会場にブルージュも選ばれており、ヤン・ブレイデルスタディオンでユーゴスラビア(当時)vs.スペインの試合を観戦している。試合そのものはよく覚えているのだが、ブルージュの街並みの記憶はほとんどない。おそ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く