東芝は,マルチコア・プロセサ「Cell Broadband Engine」を搭載した初めての液晶テレビ「CELL REGZA 55X1」をいよいよ明日(2009年12月10日),発売します。Cellの高い処理性能を生かしたソフトウエア処理により,従来のテレビにはない豊富な機能を実現した製品です。 マルチコア・プロセサの性能を引き出すには,ソフトウエアをいかに効率良く並列実行させられるかがカギになります。そこで東芝は,並列プログラミング技術「Molatomium」を独自に開発し,CELL REGZAに搭載しました。日経エレクトロニクス2009年12月14日号では,解説「CELL REGZAが映し出す明日のテレビ」でCELL REGZAを大きく取り上げるとともに,Molatomiumの開発者の一人である同社の高山征大氏に論文「『CELL REGZA』が搭載する並列化技術『Molatomium』