「車のカタログに書いてある燃費の値がうそだとしたら」。こんな信じられないことが、今週、発覚しました。不正をしたのは、かつてリコール隠しが相次ぎ信頼回復を誓ったはずの三菱自動車工業。何が起きたのか。そして国はどう対応するのか。経済部で自動車業界を担当する横山善一キャップと、社会部で国土交通省を担当する宮原修平記者が解説します。 前代未聞の不正 今月20日の夕方、三菱自動車工業が国土交通省で緊急の記者会見を開き、相川哲郎社長が、車の性能にとって極めて重要な燃費を実際よりもよく見せるため、前代未聞の不正を行っていたことを明らかにしました。 消費者が車を選ぶ際の判断材料にもなる燃費。その試験に必要なデータの不正な操作を意図的に行っていたのです。その結果、 5%から10%燃費をよく見せていた ということです。 偽りの燃費がカタログなどに表示されていたのは、平成25年6月以降に生産した三菱自動車にとっ
![燃費の値がうそだとしたら 三菱自で何が | NHKニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/87eb0e8f27f4362e0bd0fb636285946bdf166827/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww3.nhk.or.jp%2Fnews%2Fweb_tokushu%2Fstill%2F0422_10_aikawasan.jpg)