データを処理する技術の発展により、データから様々な価値を生み出すことが可能になりました。それによって「素材」や「資源」としてのデータの潜在的価値は、これまでにないほど上昇しているといえるでしょう。その一方で、大量のデータを収集・保管するという作業においては、未だに公的機関や大企業が優位性を維持しています。 そこで公の利益を実現するため、データを持つ組織がそのデータを寄付するという「データ・フィランソロピー」の概念を広めてはどうか、という意見が出てきているそうです: ■ Data Philanthropy: Open Data For World-Changing Solutions (Fast Company) この言葉は世界経済フォーラムのCTO、Brian Behlendorf氏がダボス会議で提唱したもので、国連も支援しているのだとか(実際に国連ではGlobal Pulseというサイト