記事保存 日経BizGate会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。 フェイクニュースにどう対処するか――。ネットの検索エンジンやSNSの発展を背景として飛び交う偽情報が、時には国際政治をも揺さぶっている。しかし、だまされてしまう受け手側の姿勢にも問題があるに違いない。現在でも往々にして見かける「陰謀論」は、いわば日本流フェイクニュース。虚実取り混ぜてさもありなんと思わせる内容が特徴だ。ベストセラー「応仁の乱」の著者である呉座勇一・国際日本文化研究センター助教は新著「陰謀の日本中世史」(角川新書)の中で「本能寺の変」にまつわる数々の黒幕論と、だまされてしまう人々の心理状態を解き明かした。現在の企業社会に生きる我々にもヒントを与えてくれそうだ。 ■本能寺の変「黒幕論」は1990年代から ――1582年(天正10年)に起きた「本能寺の変」は日本史上最
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