(CNN) 白いシーツをまとって幽霊に扮し、夜道を出歩く住民らを追い返す――。インドネシア中部ジャワ州の村で、若者らのボランティアグループが新型コロナウイルス感染対策の外出制限に一役買っている。 インドネシアには墓場に出没する「ポコン」という幽霊の言い伝えがある。遺体を埋葬する時と同じように全身を白い布で包み、頭と足の先を縛った姿で、飛び跳ねながら移動するという。 同州スコハルジョ県の村では、ボランティアの若者らが地元警察と協力し、今月初めから2~3日ごとにポコンの扮装でパトロールを続けている。 当初はソーシャルメディア上で話題になり、幽霊をひと目見ようと外出する人がかえって増えてしまったが、その後は一定の成果を挙げているという。 村長はロイター通信の取材に対し、住民にはまだ感染抑制の意識が足りず、外出を控えるよう呼び掛けても聞き入れずに日常生活を送る人が多いと話した。 米ジョンズ・ホプキ
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